かんぴょう【寛平】
平安前期、宇多天皇・醍醐天皇の時の年号。889年4月27日〜898年4月26日。かんぺい。かんべい。
かんぴょうのごゆいかい【寛平御遺誡】
寛平9年(897)宇多天皇が譲位の際、幼少の醍醐天皇に与えた教訓書。1巻。公事儀式・任官叙位のあり方、天皇の日常作法などを説く。
きっすい‐いん【吉水院】
奈良県吉野山にある金峰山寺(きんぷせんじ)の僧坊。役小角(えんのおづの)の庵という。明治の神仏分離で廃寺、吉水(よしみず)神社となる。源義経が追われて潜み、後醍醐天皇が行宮としたことで有名。
ぎじょう‐しょ【議定所】
朝廷で政治上のことを評議した所。後醍醐天皇が元亨年間(1321〜1324)に設置。
けんむ【建武】
南北朝時代、南朝の後醍醐天皇の時の年号。1334年1月29日〜1336年2月29日。北朝では光明天皇のときの年号。1334年1月29日〜1338年8月28日。
けんむねんじゅうぎょうじ【建武年中行事】
南北朝時代の有職故実書。3巻。後醍醐天皇撰。建武元年(1334)成立。朝廷における年中行事を記した書。秘記。御抄。
けんむ‐の‐ちゅうこう【建武の中興】
元弘3年=正慶2年(1333)、後醍醐天皇が鎌倉幕府を倒して京都に還幸し、天皇親政を復活したこと。翌年建武と改元して公家一統の政治を図ったが、足利尊氏(あしかがたかうじ)の離反にあい、2年半で崩...
げんおう【元応】
鎌倉後期、後醍醐天皇の時の年号。1319年4月28日〜1321年2月23日。
げんこう【元亨】
鎌倉末期、後醍醐天皇の時の年号。1321年2月23日〜1324年12月9日。
げんこう【元弘】
鎌倉末期、後醍醐天皇の時の年号。1331年8月9日〜1334年1月29日。