やま‐ずみ【山住み】
山の中や山里、あるいは山寺に住んでいること。また、その人。
やま‐づと【山苞】
山里からのみやげ。「—に持たせ給へりし紅葉」〈源・賢木〉
やまどり‐の【山鳥の】
[枕] 1 山鳥は雌雄が峰を隔てて別々に寝るといわれたところから、「ひとり寝(ぬ)」にかかる。「—ひとりし寝(ぬ)ればものぞ悲しき」〈古今六帖・二〉 2 山鳥の尾の意で、「尾」と同音を含む「尾上...
やま‐ぶか・い【山深い】
[形]山の奥深くにある。「—・い里の温泉宿」
やま‐ゆき【山雪】
山に降る雪。北陸地方で、平野部よりも山間部に多く降る雪。⇔里雪。
やみ‐の‐にしき【闇の錦】
「闇の夜の錦」に同じ。「散りちらず見る人もなき山里の紅葉は—なりけり」〈和泉式部集・上〉
ゆ‐あ・む【湯浴む】
[連語]入浴する。湯治する。「秋ごろ山里にて—・むるとて」〈右京大夫集・詞書〉
ゆう【遊】
[音]ユウ(イウ)(漢) ユ(呉) [訓]あそぶ [学習漢字]3年 〈ユウ〉 1 あちこち出歩いてあそぶ。「遊歩・遊覧/清遊」 2 よその土地に出かける。「遊学・遊子・遊説(ゆうぜい)/外遊・...
ゆう‐えん【遊宴】
酒盛りをして楽しむこと。また、その宴。「—限りなき巴里の世は」〈荷風・ふらんす物語〉
ゆう‐かく【遊客】
1 たびびと。旅客。遊子。 2 仕事をしないで遊び暮らしている人。 3 遊覧の客。「都外の風色殊更に—の情を楽ましむれば」〈織田訳・花柳春話〉 4 遊里であそぶ人。嫖客(ひょうかく)。