りこう‐せい【里甲制】
中国、明代から清代初頭にかけて行われた地方村落の自治制度。1381年制定。110戸を1里とし、そのうち富裕な10戸を里長、残りの100戸を甲首戸として10戸ずつ10甲に分け、毎年輪番で1里長と1...
り‐すう【里数】
道のりを里(約3.93キロ)を単位として測り表した数。里程。
り‐せい【里正】
1 郷里制(ごうりせい)の里の長。 2 庄屋。村長。「神輿(みこし)をふるに所なし。—にうたへて、一日門を開かんことをいふ」〈胆大小心録〉
り‐ちょう【里長】
律令制下の地方行政区画の最小単位である里の長。郡司の監督下に里内の統制・徴税にあたり、庸・雑徭(ぞうよう)を免ぜられた。さとおさ。
りつりょう‐せい【律令制】
律令を基本法とする古代日本の中央集権的政治制度およびそれに基づく政治体制。中国の隋・唐の法体系を取り入れて成立。二官八省を中心とする中央官制、国郡里制による地方行政組織が整い、公地・公民を原則と...
り‐てい【里程】
里で表した距離。里数。また、みちのり。道程。
りゅうあん‐かめい【柳暗花明】
1 《陸游「遊山西村」の句から》柳は葉が茂って暗く、花は咲きにおって明るいこと。春の景色の美しいことをいう。「—の好時節」 2 花柳界。遊里。色町。「—の巷(ちまた)」
りゅうきゅう【琉球】
沖縄のこと。中国側からの呼称。14世紀に沖縄島に北山・中山・南山の三つの小国家ができ、のち、中山が統一王朝を樹立。明に朝貢し、中国文化を輸入した。慶長14年(1609)薩摩(さつま)藩に征服さ...
りゅうきゅう‐せっかいがん【琉球石灰岩】
南西諸島の中部から南部にかけて広く分布する石灰岩の地層。新生代第四紀更新世のサンゴ礁に起源する。沖縄県では総面積の約3割を占め、台地や岬などを形成する。古くから建材として利用され、首里城や石畳の...
りゅう‐ぜん【隆然】
[ト・タル][文][形動タリ]高く隆起しているさま。「其平地が…十七里向うへ行って又—と起き上って」〈漱石・草枕〉