くじゅうくり‐はま【九十九里浜】
千葉県東部の弧状の砂浜海岸。北は刑部(ぎょうぶ)岬から南の太東崎(たいとうざき)まで、長さ約60キロ。1里を6町(約600メートル)として99里あることによる名。
くじゅうくり‐へいや【九十九里平野】
千葉県東部、太平洋に臨む海岸平野。北の刑部(ぎょうぶ)岬から南の太東崎(たいとうざき)間約60キロメートル、幅6〜10キロメートルにわたって続く広大な地域。砂丘列と低湿地からなり、園芸農業が盛ん...
くた‐かけ【鶏】
《「くだかけ」とも》ニワトリの古名。くたかけどり。「—はいづれの里をうかれきてまだ夜深きに八声鳴くらん」〈夫木・二七〉
くだん・す【下んす】
[動サ特活]《「くださんす」の音変化》 1 「くれる」の意の尊敬語。くださいます。「たばこ火ひとつ—・せ」〈ひとりね・上〉 2 (補助動詞)動詞の連用形に接続助詞「て」を添えた形に付いて、「…て...
くに【国/邦】
1 国家。また、その占めている地域。国土。「—の財政」「海の彼方の—」 2 地方。地域。「北の—」 3 古代から近世までの行政区画の一。大化の改新によって定められ、明治維新まで続いた。「駿河の—...
くに‐おもて【国表】
自分の領国・郷里。藩邸のあった江戸表・京表に対していう。国もと。
くに‐さと【国里】
1 国と里。国または里。「あたり近き—までも、いよいよいそほを貴みあへりけり」〈仮・伊曽保・上〉 2 生まれ故郷。郷里。「おことの—はいづくの人ぞ」〈謡・桜川〉
くに‐ところ【国所/国処】
《「くにどころ」とも》生まれ故郷。郷里。「是れ—の差別もなく、演劇さかえて奇異譚衰うる所以なり」〈逍遥・小説神髄〉
くに‐もと【国元/国許】
1 その人の郷里。故郷。「—の母からの便り」 2 大名の領地。本国。
踵(くびす)を接(つ)・ぐ
「踵(くびす)を接する」に同じ。「見物の貴賤千里の浜まで—・ぎ」〈保元・上〉