ふじのき‐こふん【藤ノ木古墳】
奈良県生駒郡斑鳩(いかるが)町にある6世紀後半の円墳。横穴式石室の石棺の内外から、金銀製の冠・帯・沓(くつ)、大刀、金銅製の装身具、玉類、鞍(くら)金具など豪華な副葬品が出土。
ふち【縁】
1 物の端の部分。また、物の周りの、ある幅をもった部分。へり。「がけの—」「—が欠ける」「帽子の—」 2 刀の柄口(つかぐち)の金具。 [用法]ふち・へり——「机のふち(へり)に手をつく」「茶碗...
フック【hook】
[名](スル) 1 鉤(かぎ)。鉤形の留め金。衣服の合わせ目を留める金具。ホック。 2 物を引っかけるための器具。鉤。 3 ボクシングで、腕を鉤形に曲げて、相手の側面を打つこと。また、その打撃。...
ふみ‐ばさみ【文挟み】
1 文書を挟んで貴人に差し出すための白木の杖。長さ約1.5メートルで、先端の文書を挟む金具の部分を鳥口(とりぐち)という。文杖(ふづえ・ぶんじょう)。ふみさし。ふばさみ。 2 読みさしの書物に挟...
フランジ【flange】
1 軸や管などの端に付いている鍔(つば)。また、端に取り付ける輪状の金具。 2 鉄道車両で、外周車輪の片側にある突縁部。脱線を防ぐもの。
フランス‐おとし【フランス落(と)し】
窓や扉を閉じた状態で固定しておく金具。フランス窓や親子扉などの下部に取り付ける。
ホールダウン‐かなもの【ホールダウン金物】
《ホールダウン(holddown)は「締め具」の意》地震や台風の際に、木造の建物の柱にかかる引き抜き力に対抗するために、土台と柱、柱と梁の間などに取り付ける補強金具。引き寄せ金具。引き寄せ金物。
まち‐ぼり【町彫(り)】
江戸時代の装剣金具で、将軍家・大名家の御用を務めた後藤家の家彫りに対し、それ以外の在野の金工が彫ったもの。また、その流派の総称。横谷宗珉(よこやそうみん)に始まる。
みずお‐がね【水緒金/鐙靼鉄】
水緒を受ける金具。鉸具頭(かこがしら)。
み‐の‐て【箕の手】
《「みので」とも》 1 武具の一。先に左右に突き出た形の金具を取り付けた指物。転風(てんぷ)。 2 「箕の手形(なり)」の略。「敵を—に引き受け」〈浄・今川了俊〉