目(め)を側(そば)・める
憎しみや恐れのために正視できず横目で見る。「二人は逸早く—・めて紳士の風采を視たり」〈紅葉・金色夜叉〉
もう‐ぜん【惘然】
[ト・タル][文][形動タリ]「ぼうぜん(惘然)」に同じ。「貫一は—として佇めり」〈紅葉・金色夜叉〉
もず【百舌/鵙/百舌鳥】
1 モズ科の鳥。全長約20センチ。雄は頭部が赤茶色で目を通る黒い帯があり、背面は灰褐色、下面は淡褐色。雌は全体に褐色。くちばしは鋭い鉤(かぎ)状をし、小動物を捕食。秋になると、獲物を木の枝などに...
もも‐たび【百度】
百回。ひゃくど。また、度数の多いこと。「—千度(ちたび)繰返し」〈紅葉・金色夜叉〉
モンレアーレ‐だいせいどう【モンレアーレ大聖堂】
《Duomo di Monreale》イタリア南部、シチリア島、シチリア自治州の町モンレアーレにあるアラブ‐ノルマン様式の大聖堂。12世紀にノルマン朝シチリア王国グリエルモ2世により建造された。...
やごえ‐の‐とり【八声の鳥】
夜の明け方にしばしば鳴く鳥。にわとり。「四辺も震うばかりにて—は高く唱えり」〈紅葉・金色夜叉〉
柳(やなぎ)に受(う)・ける
逆らわないで、されるがままになる。「這箇(こっち)が—・けて聞いて居て遣りゃ、可いかと思って増長して」〈紅葉・金色夜叉〉
やみ‐やみ【闇闇】
[副] 1 何もできないさま。みすみす。むざむざ。「是で—死んで了うのは、余り無念とは思うけど」〈紅葉・金色夜叉〉 2 正気や分別を失ってわからなくなるさま。わけもわからず。「—となりて大将軍と...
ヤンゴン【Yangon】
ミャンマー連邦の旧首都。イラワジ川の分流ヤンゴン川に臨み、18世紀から貿易港として発展。米・チーク材を輸出する。金色のシュエダゴンパゴダ、スーレーパゴダなど多くの仏塔がある。1989年にラングー...
ゆう‐ぜん【優然】
[ト・タル][文][形動タリ]落ち着いてゆとりのあるさま。「紳士は—と内に入らんとせしが」〈紅葉・金色夜叉〉