かん‐つき【鐶付】
茶釜の、鐶を通す耳。鬼面(きめん)・遠山・松笠・茄子(なす)などの形がある。
かん‐ぷ【関釜】
山口県の下関と大韓民国の釜山(プサン)。連絡船が明治38年(1905)から第二次大戦終戦まで運航。昭和45年(1970)からは関釜フェリーが就航している。
きびつ‐じんじゃ【吉備津神社】
岡山市吉備津にある神社。主祭神は大吉備津彦命(おおきびつひこのみこと)で、一族の千千速比売命(ちちはやひめのみこと)など八神を配祀。吉備開拓の祖神。社殿は国宝。鳴釜(なるかま)神事は有名。吉備...
きょう‐がま【京釜】
室町末期、京都三条釜座(かまんざ)で作られた茶釜。無文で滑らかな肌の優美なもの。
キョンサン‐ナムド【慶尚南道】
大韓民国南東部、朝鮮海峡に臨む道(どう)。道都は昌原(チャンウォン)、古くは現在の広域市の釜山(プサン)・蔚山(ウルサン)を含んだ。洛東江流域は二毛作地帯。けいしょうなんどう。
きり‐びしゃく【切り柄杓】
茶の湯の風炉点前で、湯を汲み出したあとの柄杓の置き方の一。柄を親指と人差し指の間に置き、その掌(てのひら)をからだと反対側の向きに開いて釜に置く。→置き柄杓
くい‐あ・う【食(い)合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 互いに相手や相手のものを食う。また、互いに相手の領域を侵す。「ピラニアどうしが—・う」「選挙の地盤を—・う」 2 一つのものを一緒に食べる。「同じ釜の飯を—・った仲」 3...
くか‐へ【探湯瓮】
《「くかべ」とも》探湯(くかたち)に用いた釜。「味白檮(あまかし)の言八十禍津日(ことやそまがつひ)の前(さき)に、—をすゑて」〈記・下〉
く・む【汲む/酌む】
[動マ五(四)] 1 器物や手のひらなどを使って、水などをすくい取る。また、ポンプなどの機械によって水などを容器に移し入れる。「井戸水を—・む」「釜から茶柄杓(びしゃく)で湯を—・む」 2 酒・...
ぐち【共】
[接尾]《近世上方語》名詞に付いて、…とともに、…ごと、などの意を表す。「台子(だいす)の湯もたぎってあろ。釜—そっと取ってこい」〈浄・手習鑑〉