け‐ぎり【毛切り】
1 茶の湯釜で、胴と底との境目にある細い1本の筋目。 2 魚のうろこを落とさないで、そのまま胴切りにすること。特に、鯉(こい)にいう。「鯉の—のかばやきの」〈浮・乙女織〉
げんかい‐こくていこうえん【玄海国定公園】
福岡・長崎・佐賀県にまたがる玄界灘沿岸の国定公園。芥屋大門(けやのおおと)、七ツ釜、虹の松原、志賀島(しかのしま)など景勝地や史跡に富む。
こうしゅうかじかざわ【甲州石班沢】
葛飾北斎による風景版画のシリーズ「富嶽三十六景」の作品の一。石班澤は釜無川と笛吹川の合流点にあたる富士川上流の鰍沢のこと。急流上に突き出した岩場で投網を引く漁師と、向こう側の富士山を描く。
こう‐しょう【交床】
煎茶道で用いる釜敷き。
黄金(こがね)の釜(かま)を掘(ほ)り出(だ)したよう
《中国の二十四孝の一人郭巨(かくきょ)が母を養うため、口減らしに自分の子を埋めようとして、黄金の釜を掘り当てたという故事から》思いがけない幸運に出会うことのたとえ。
こ‐ぎく【小菊】
1 観賞用に栽培される花の小さい菊。《季 秋》 2 薄手で小判の和紙。懐紙としてのほか、茶の湯の釜敷(かましき)や鼻紙などに利用される。
こくさい‐きょてんこうわん【国際拠点港湾】
国際海上貨物輸送網の拠点となる港湾として政令で定める、国際戦略港湾以外の港湾。 [補説]かつては特定重要港湾と呼ばれた。苫小牧港・仙台塩釜港・新潟港・名古屋港・北九州港など18港が指定されている。
こげ‐めし【焦げ飯】
1 炊きそこなって黒く焦げた飯。 2 釜(かま)の底に焦げついた飯。こげ。おこげ。
こしき【甑】
昔、強飯(こわいい)などを蒸すのに使った器。底に湯気を通す数個の小さい穴を開けた鉢形の素焼きの土器で、湯釜の上にのせて使った。のちの、蒸籠(せいろう)にあたる。
こびり‐つ・く【こびり付く】
[動カ五(四)] 1 固くくっついて離れなくなる。「釜(かま)に御飯粒が—・いている」 2 考えや印象が強く意識に残る。「頭に—・いて離れない」 3 人がまつわりつく。「小児(こども)が二人とも...