いさ・る【漁る】
[動ラ四]《古くは「いざる」》魚や貝などをとる。漁(りょう)をする。「遠近(をちこち)に—・り釣りけり」〈万・四三六〇〉
いしがき‐だい【石垣鯛】
イシダイ科の海水魚。全長約70センチ。体は側扁し、幼魚には石垣状の模様があるが、老成魚では全体に黒ずみ、口のまわりは白い。磯釣りの対象魚で、美味。
いし‐だい【石鯛】
スズキ目イシダイ科の海水魚。全長約70センチ。体形はタイに似る。若魚には淡い青灰色の地に7本の黒い横縞があるが、老成すると消え、口の周辺が黒くなる。鳥のくちばしのように丈夫な歯をもち、サザエ・ア...
いせ‐の‐うみ【伊勢の海】
伊勢湾のこと。[歌枕]「—に釣りする海人(あま)の浮けなれや心ひとつを定めかねつる」〈古今・恋一〉
催馬楽(さいばら)の曲名。律の曲。
いそ‐め【磯蚯蚓/磯目】
多毛綱イソメ科の環形動物の総称。海岸の砂泥地にすむ。体は細長く、多数の環節からなる。イワムシ・オニイソメ・フクロイソメなど。釣りの餌にする。
いた‐おもり【板錘】
釣り具のおもりの一。鉛を薄板状にしたもので、必要な分だけ切って糸に巻きつけて用いる。板鉛。
いっ‐か【一荷】
1 天秤棒(てんびんぼう)の両端にかけて、一人で肩に担えるだけの荷物。 2 釣りで、1本の釣り糸に2本以上の釣り針を結びつけて、一度に2匹の魚を釣ること。
いっ‐かん【一竿】
1本のさお。特に、釣りざお。
一竿(いっかん)の風月(ふうげつ)
《陸游「感旧詩」から》1本の釣りざおを友に自然の風物を楽しみ、俗事を忘れること。
いっ‐こう【一鉤】
一つの鉤(かぎ)。1本の釣り針。また、三日月などの形容。「—の新月」