きぬ‐うんも【絹雲母】
微細な鱗片(りんぺん)状の白雲母。絹雲母片岩の主要構成鉱物。粘土鉱物として産する場合は強い絹糸光沢がある。良質のものは陶土に使用。セリサイト。
きねん‐ぶつ【記念物】
1 記念の品物。 2 文化財保護法上の文化財の一。遺跡・名勝地・動植物および地質鉱物で学術・歴史・芸術上価値の高いもの。
きょう‐がん【響岩】
火山岩の一。アルカリ長石・霞石(かすみいし)などを主成分とし、少量の有色鉱物を含み、暗緑色または暗灰色をした緻密(ちみつ)な岩石。たたくと独特の音響を発する。フォノライト。
きょうねつ‐げんりょう【強熱減量】
試料を高温に熱した際に減少する質量。主に鉱物や無機化合物中の揮発性物質または有機物の質量に等しい。灼熱減量。加熱減量。
きんこう‐せき【金紅石】
二酸化チタンからなる鉱物。赤・青・紫・黒・褐色などで、ふつうは柱状結晶。正方晶系。火成岩や変成岩に含まれる。人工結晶は人造宝石として用いられる。ルチル。
きんせい‐せき【菫青石】
鉄・マグネシウム・アルミニウムを含む珪酸塩(けいさんえん)鉱物。無色・菫(すみれ)色・淡青色でガラス光沢がある。斜方晶系。変成岩中に多い。アイオライト。コージェライト。
きん‐せき【金石】
1 金属と石。鉱物。また、金属器と石器。 2 きわめて堅く、永久不変なもののたとえ。
きんせき‐がく【金石学】
1 金石文の文字や文章などを研究する学問。考古学と文献史学の境界分野にあたる。 2 鉱物学の旧称。
きんぞく‐こうぶつ【金属鉱物】
金属を主成分とする鉱物。また、金属光沢をもつ鉱物。
きんぞく‐ねつ【金属熱】
鉱物性の粉塵(金属ヒューム)を吸入することで生じる、発熱などの症状。溶接作業や合金製造に伴う職業病の一つとして知られ、亜鉛や銅のヒュームによるものが多い。金属ヒューム熱。