せい‐さい【星彩】
1 星の光。 2 ある種の鉱物に、一定の方向から光を当てたときにみられる星形の光像。サファイアやルビーなどにみられる。アステリズム。
せいマグマ‐こうしょう【正マグマ鉱床】
火成鉱床の一。マグマ固結の初期に晶出した有用鉱物が火成岩体の下部に濃集してできた鉱床。ニッケル・クロム・チタン・白金などを産出。
せき‐えい【石英】
二酸化珪素(けいそ)からなる鉱物。ふつうガラス光沢をもつ六方晶系の柱状か錐状の結晶で、透明なものを水晶という。花崗岩(かこうがん)・片麻岩などの主成分の一。装飾品・光学材料・ガラス原料などに利用。
せきえい‐せんりょくがん【石英閃緑岩】
深成岩の一。完晶質・粗粒の岩石で、斜長石・石英・角閃石が主成分鉱物。カリ長石が多いものは花崗(かこう)閃緑岩とよばれる。
せき‐おう【石黄】
硫化砒素(ひそ)からなる鉱物。黄色で半透明、樹脂光沢をもつ。鶏冠石に伴って産することが多く、有毒。雄黄(ゆうおう)。
せきしつ‐いんせき【石質隕石】
主成分が珪酸塩鉱物の隕石。落下する隕石の約90パーセントを占める。小さな球状の粒を含むコンドライトと含まないエイコンドライトとに分けられる。
せき‐てっこう【赤鉄鉱】
鉄の酸化物からなる鉱物。結晶質のものは灰黒色、塊状で産出するものは赤色。三方晶系。最も重要な鉄の鉱石。ヘマタイト。
せきてつ‐いんせき【石鉄隕石】
鉄・ニッケル合金と珪酸塩(けいさんえん)鉱物とをほぼ等量に含む隕石。
せき‐どうこう【赤銅鉱】
銅の酸化物からなる鉱物。赤・赤黒色で光沢がある。八面体・立方体の結晶もあるが塊状・粒状・土状。等軸晶系。銅鉱床の酸化帯にでき、透明度が高いものは宝石として利用される。キュープライト。
せき‐ぼく【石墨】
炭素からなる鉱物。黒色で金属光沢があり、軟らかい。六方晶系。電極、鉛筆の芯(しん)や、原子炉の中性子の減速材などに用いる。グラファイト。黒鉛(こくえん)。