ふ‐せき【斧石】
カルシウム・マンガン・鉄・アルミニウム・硼素(ほうそ)などを含む珪酸塩(けいさんえん)鉱物。斧(おの)の刃のような鋭い縁をもつ結晶。三斜晶系。褐色で、ガラス光沢がある。おのいし。
ふっ‐せき【沸石】
1 カルシウム・ナトリウム・アルミニウムなどの含水珪酸塩(けいさんえん)鉱物。塩基性火山岩中などに産し、組成は長石類に似る。加熱すると水を放出し、すきまのある結晶となる。ゼオライト。 2 ⇒沸騰石
ふゆう‐せんこうほう【浮遊選鉱法】
粉砕した鉱石を、油や起泡剤を加えた水に入れてかきまぜ、ぬれにくい鉱物粒子を気泡に付着させて分離・回収する方法。浮遊選別。
ふんそう‐こうぶつ【紛争鉱物】
アフリカなどの紛争地域で採掘され、武装勢力の資金源となっている鉱物資源。特に、コンゴ民主共和国とその周辺国で産出されるスズ・タンタル・タングステン・金をいう。コンフリクトメタル。
ぶっさん‐がく【物産学】
有用な動植物・鉱物や、農工業の産物について研究する学問。江戸時代、本草学から発展した。
ぶっ‐しょう【物象】
1 物の形。また、自然の姿。「夏のころともちがって、—の明らかな季節もやって来ている」〈藤村・夜明け前〉 2 旧制中学校の教科の一。物理・化学・鉱物学などを総括した名称。
ぶつ【物】
[音]ブツ(漢) モツ(呉) [訓]もの ものする [学習漢字]3年 〈ブツ〉 1 もの。ものごと。「物資・物質・物体・物欲/遺物・汚物・怪物・見物・現物・好物・鉱物・財物・産物・事物・植物・...
ぶどう‐せき【葡萄石】
カルシウム・アルミニウムの含水珪酸塩(けいさんえん)鉱物。淡緑色・灰色ないし白色で、斜方晶系に属し、ふつう塊状、まれに板状結晶。多く、弱い変成作用を受けた堆積岩(たいせきがん)中にみられる。
ブラワヨ【Bulawayo】
ジンバブエ南西部の都市。19世紀末、英国人がンデベレ族の抵抗を抑えて建設。首都ハラーレ、ボツワナのハボローネと鉄道で結ばれる交通の要地。同国第二の規模をもつ。周辺では鉱物資源を産するほか、食品加...
ブリッジマナイト【bridgmanite】
地球深部の下部マントルを構成する鉱物の一。以前は超高圧下におけるペロブスカイト構造という特殊な結晶構造をとる珪酸塩(けいさんえん)鉱物であることが知られていたが、2014年に国際鉱物学連合により...