まめいた‐ぎん【豆板銀】
江戸時代の銀貨の一。目方が5匁(もんめ)(約19グラム)前後の称量貨幣で、丁銀(ちょうぎん)の補助として用いた。小粒(こつぶ)。粒銀(つぶぎん)。小玉銀。豆銀。
まめ‐ぎん【豆銀】
「豆板銀(まめいたぎん)」に同じ。
みず‐かね【水銀】
《後世は「みずがね」とも》「すいぎん(水銀)」に同じ。「節ごとに—の露すゑさせて」〈宇津保・国譲上〉
ミリ‐すいぎん【ミリ水銀】
⇒水銀柱ミリメートル
メキシコ‐ぎん【メキシコ銀】
16世紀以降、スペインがメキシコ産の銀で鋳造した銀貨。東洋貿易に使用されてアジア各地に流通、アジアの近代的貨幣制度の発達を促した。メキシコ‐ドル。墨銀(ぼくぎん)。
メチル‐すいぎん【メチル水銀】
水銀にメチル基の結合した化合物。水俣病(みなまたびょう)の原因物質として知られる。
もと‐ぎん【元銀】
「元金(もときん)1」に同じ。「商売の作法で、—に十倍増しても」〈浄・傾城酒呑童子〉
ゆうき‐すいぎん【有機水銀】
⇒有機水銀化合物
ようか‐ぎん【沃化銀】
硝酸銀水溶液に沃化カリウムを加えて得られる黄色の粉末状の結晶。水にほとんど溶けない。光に当てると分解して黒変する。写真感光乳剤などに使用。化学式AgI
よう‐ぎん【洋銀】
1 銅合金の一種。銅45〜65パーセントにニッケル6〜35パーセント、亜鉛15〜35パーセントを加えたもの。光沢のある銀白色で、加工性に富み、洋食器・装飾品などに広く使用。洋白。 2 江戸末期か...