けん‐が【犬牙】
1 犬のきば。 2 犬のきばのように、互いに食い違ったり入り組んだりしていること。「—錯綜(さくそう)」
さく【錯】
[常用漢字] [音]サク(呉)(漢) 1 乱れて入りくむ。まじる。「錯雑・錯綜(さくそう)/交錯」 2 まちがえる。あやまる。「錯覚・錯誤/失錯・倒錯」 [難読]介錯(かいしゃく)
さく‐ざつ【錯雑】
[名](スル)まとまりがなく入りまじっていること。錯綜(さくそう)。「—した国際情勢」
しき‐にん【識認】
[名](スル)「認識」に同じ。「余輩固より…交互錯綜する者あるを—せざるに非ず」〈小林雄七郎・薩長土肥〉
そう【綜】
[人名用漢字] [音]ソウ(漢) [訓]すべる へ 1 全部を一つにまとめる。統轄する。「綜合」 2 織機のおさ。へ。「錯綜」 [補説]1は「総」と通用。 [名のり]おさ
マニエリスム【(フランス)maniérisme】
ルネサンスからバロックへの移行期に興った、絵画を中心とする芸術様式。社会的な混乱による精神的危機を反映し、錯綜(さくそう)した空間構成、非現実的な色彩法、幻想的寓意(ぐうい)性など、極度の技巧性...