だいぶつ‐よう【大仏様】
鎌倉初期の建築様式。僧重源(ちょうげん)が東大寺再建にあたり中国宋の様式を取り入れたもの。柱に指肘木(さしひじき)、天井に化粧屋根、用木には彩色を施すのが特徴。東大寺南大門や浄土寺浄土堂などがそ...
だいほうおん‐じ【大報恩寺】
京都市上京区にある真言宗智山派の寺。山号は瑞応山。承久3年(1221)義空の開創。初め倶舎・天台・真言の三宗兼学で、江戸時代に真言宗となった。本堂は国宝。釈迦如来・十大弟子・六観音などの諸像は鎌...
だい‐みょう【大名】
1 平安末・鎌倉時代、多くの名田(みょうでん)を所有した者。大名主(だいみょうしゅ)。 2 鎌倉時代、大きな所領をもち、家の子・郎等(ろうどう)を従えた有力な武士。 3 室町時代、有力な守護。守...
だて【伊達】
姓氏の一。
鎌倉から江戸にかけての御家人、大名。藤原北家の流。朝宗の時、源頼朝の奥州征伐に従った功により、当時の陸奥(むつ)の伊達郡を与えられ、伊達氏を称したのが始め。のち、政宗のとき東北一...
だん‐かずら【段葛】
葛石(かずらいし)を積んで一段高くつくった道。特に、鎌倉鶴岡八幡宮の参道をいう。
ち‐ぎょう【知行】
[名](スル) 1 職務を執行すること。 2 平安・鎌倉時代、与えられた知行国の国務を執り行うこと。 3 中世・近世、領地や財産を直接支配すること。 4 近世、幕府や藩が家臣に俸禄として土地を支...
ち‐けじ【知家事】
《「ちけいじ」とも》 1 親王家・摂関家および公卿の家などの政所(まんどころ)の職員の一。別当の下にあって、家務の処理に当たった。ちかじ。 2 鎌倉幕府の政所の職員の一。案主(あんじゅ)とともに...
ちはや‐じょう【千早城】
大阪府南河内郡千早赤阪村の金剛山中腹にあった城。元弘2年(1332)楠木正成(くすのきまさしげ)が築城。正成が立てこもり、鎌倉幕府の大軍を一手に受けて抗戦した。金剛山城。
ちまき‐がた【粽形】
柱の上下の、丸みをもってすぼまった部分。鎌倉時代に始まった禅宗建築に多く用いられた。粽。
ちゃくとう‐わか【着到和歌】
人数を定め、毎日一定の場所に集まり、その日ごとの題で1首ずつ100日間和歌を詠みつぐもの。また、その和歌。鎌倉中期ごろから行われた。着到。