かがみ【鏡/鑑/鑒】
1 人の姿や物の形を映し見る道具。古くは青銅・白銅・鉄などの表面に水銀に錫(すず)をまぜたものを塗って磨いて作った。形は方円・八つ花形などがある。現在のものは、ガラス板の裏面に水銀を塗ってある。...
かがみ【鏡】
《原題、(フランス)Miroirs》ラベルのピアノ組曲。全5曲。1904年から1905年にかけて作曲。第3曲「洋上の小舟」、第4曲「道化師の朝の歌」は作曲者自身により、管弦楽版に編曲された。
かがみ‐あぶみ【鏡鐙】
鏡鞍(かがみぐら)に用いる鐙。表面を錫(すず)と銅の合金による鏡地(かがみじ)とするときには銀・金・銅で張り包んだものもある。
かがみ‐いけ【鏡池】
昔の貴人・英雄などが、水面に姿を映したとか、持っていた鏡を落としたとかの伝説がある池。
かがみ‐いし【鏡石】
1 表面が滑らかでつやがあり、ものの影がよく映る石。鏡岩。 2 手水鉢(ちょうずばち)の前に置く石。
かがみ‐いた【鏡板】
1 壁・天井などに張る、平らで滑らかな一枚板。 2 能舞台の後方正面の羽目板。ふつう、大きく1本の老松を描く。 3 轡(くつわ)の部分の名。はみの両端に付いて馬の口脇をおさえる金具。
かがみ‐いわ【鏡岩】
「鏡石1」に同じ。
かがみ‐おび【鏡帯】
裏布を表に、または表布を裏に折り返して、額縁のように仕立てた帯。
かがみ‐かけ【鏡掛(け)】
1 「鏡立て」に同じ。 2 鏡の面にかぶせておく布。
かがみ‐がい【鏡貝】
マルスダレガイ科の二枚貝。浅海の砂泥底にすむ。貝殻は円形で平たく、殻長7センチくらい。殻表は白色で、細かい成長脈がある。北海道南部から南に分布。食用。餅貝。白貝(しらがい)。文珠貝(もんじゅがい)。