み【身】
《「実」と同語源》 [名] 1 生きている人間のからだ。身体。「茂みに—を隠す」「装飾品を—につける」 2 わが身。自分自身。「—を犠牲にする」「だまっている方が—のためだぞ」「—の危険を感じ...
み‐あがり【身上がり/身揚がり】
遊女が自分で抱え主に揚げ代を支払って休むこと。その日は休養をとったり、情人に会ったりした。「—の日はいさみたる顔ぞよき」〈色道大鏡・四〉
みえ‐す・く【見え透く】
[動カ五(四)] 1 底・中まで透いて見える。向こうまで透けて見える。「硝子越に彼方から—・くのを」〈鏡花・婦系図〉 2 相手が、隠そうとしている考え・意図がよくわかる。「—・いたうそ」
み・える【見える】
[動ア下一][文]み・ゆ[ヤ下二] 1 目に映る。目で確認できる。「今夜は星も—・えない」 2 見ることができる。「猫は暗やみでも—・える」 3 判断される。見受けられる。そのように感じられる。...
身(み)重(おも)・し
声望が高く、重んじられる。「いよいよ—・く勢ひそふ事かぎりなく」〈増鏡・新島守〉
み‐およ・ぶ【見及ぶ】
[動バ四] 1 見ることができる。目に入る。「ただおろおろ—・びし物どもは、水鏡といふにや」〈増鏡・序〉 2 見て知る。「十兵衛、今に妻のなきことを—・び」〈浮・武家義理・一〉
み‐かえ・る【見返る】
[動ラ五(四)] 1 振り向いて後ろを見る。みかえす。「—・ると遠く富士が望める」 2 心にかける。めんどうをみる。「—・りて久しくものし給ひけるにも」〈今鏡・四〉
み‐がく・る【水隠る】
[動ラ下二]水の中に隠れる。水の中にあって見えなくなる。「—・れてすだく蛙のもろ声に騒ぎぞわたる井手のうき草」〈今鏡・四〉
みぎやひだりにみえるもの【右や左に見えるもの】
《原題、(フランス)Choses Vues a Droite et a Gauche》サティのバイオリンとピアノのための器楽曲。全3曲。1914年作曲。「眼鏡無しで」の副題をもつ。右と左に見えるもの。
ミクログラフィア【Micrographia】
フックの著した図鑑。1665年刊。自作の顕微鏡で、ノミやシラミなどの昆虫、コケ、カビなど、動植物および無機物の微細構造を観察して描いたもの。顕微鏡図譜。