なが‐や【長屋/長家】
1 細長い形の家。棟を長く建てた家。 2 1棟を仕切って、数戸が住めるようにつくった細長い家。棟割り長屋。 3 遊女屋の一。最下級の遊女である局(つぼね)女郎のいる切見世。また、そこで商売する局女郎。
ながや‐もん【長屋門】
武家屋敷でみられた門の形式。門の両側が長屋となっており、そこに家臣や下男を住まわせたもの。富裕な農家にもみられた。
なめくじながや【なめくじ長屋】
都筑道夫による、時代ものの推理小説シリーズ。江戸神田橋本町の貧乏長屋、通称なめくじ長屋の住人たちが、さまざまな事件を解決していく異色の捕物帳。第1作「血みどろ砂絵なめくじ長屋捕物さわぎ」は昭和4...
にんじょうかみふうせん【人情紙風船】
山中貞雄監督による映画の題名。昭和12年(1937)公開。江戸時代の貧しい長屋を舞台に市井の人々の暮らしを描く。出演、河原崎長十郎、霧立のぼるほか。
ひと‐むね【一棟】
一つの棟。1軒の建物。また、同じ棟。いっとう。「—の長屋」
ひゃっけん‐ながや【百間長屋】
何軒も長く棟が続いている長屋。
まかり‐あ・り【罷り在り】
[動ラ変]「ある」「おる」の意の丁寧語。あります。おります。「お長屋に逗留(とうりう)いたし—・る大坂の住人」〈浄・宵庚申〉
むしゃ‐がえし【武者返し】
武家屋敷で、表長屋の外溝の縁に一歩置きに立てた石。
むしゃ‐まど【武者窓】
武家屋敷で、表長屋の外壁に設けた、太い縦または横の格子の入った窓。武家窓。
むね‐わり【棟割(り)】
1 1棟の建物を壁で仕切って分割すること。 2 「棟割り長屋」の略。