あん‐かん【安閑】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 のんびりとして静かなさま。心身の安らかなさま。「紅だか白だか要領を得ぬ花が—と咲く」〈漱石・草枕〉 2 危急に際して、何もせずぼんやりしているさま。「—として...
いっかん【一閑】
⇒飛来一閑(ひらいいっかん)
いまい‐じかん【今井似閑】
[1657〜1723]江戸中期の国学者。京都の人。下河辺長流(しもこうべちょうりゅう)、契沖に学び、万葉集を研究。著「万葉緯」「逸風土記」など。
かん【閑】
[名・形動]暇なこと。また、落ち着いてのどかなさま。「忙中—あり」「やさしき鳩、—なる鳩」〈露伴・露団々〉
かん【閑】
[常用漢字] [音]カン(漢) [訓]ひま しずか 1 用事がないとき。ひま。「閑暇・閑日月/寸閑・繁閑・有閑・農閑期」 2 実用的でない。むだ。「閑事業・閑文字」 3 のんびりと落ち着く。ひっ...
かん‐かん【閑閑】
[ト・タル][文][形動タリ]もの静かに落ち着いているさま。「悠々—と日を送る」
きゅう‐かん【休閑】
土地を肥やすため、一定期間耕作をやめること。休耕。
こころ‐のどか【心長閑】
[形動][文][ナリ]心静かにのんびりしているさま。「春の一日を—に過ごす」
しょう‐かん【小閑/少閑】
わずかのひま。小暇。「—を得る」
しょう‐かん【消閑】
ひまをつぶすこと。退屈しのぎ。「読書を車中の—の具とする」