ぜい‐かん【税関】
開港場・空港・国境などで、貨物の輸出入の許否、関税・トン税などの賦課・徴収、船舶・航空機および旅客の携帯品の取り締まりなどの事務を取り扱う官庁。財務省の地方支分部局。
ぜいかん‐くうこう【税関空港】
関税法に基づき、外国貿易のために政令で定められた空港。
ゼロイング【zeroing】
米国で輸入品のダンピング調査に用いられる計算方法。ある商品の輸出価格が正常価格(輸出国の国内価格等)よりも低い場合、輸入国は国内産業を保護するため、その差額(ダンピングマージン)に対してアンチダ...
そうごう‐ほぜいちいき【総合保税地域】
保税地域の一種。保税蔵置(ぞうち)場・保税工場・保税展示場の機能を総合的に活用できる地域として税関長が許可したもの。外国貨物を、関税を留保したまま蔵置、加工・製造、展示・使用することができる。
そうさい‐かんぜい【相殺関税】
輸出国が補助金や奨励金を交付して輸出価格を不当に引き下げた貨物が輸入された場合、輸入国がこれを相殺する目的で課する割り増し関税。
そゆ【粗油】
1 未精製の原料油の総称。日本の関税法において、原油とは区別され、原油から軽質油を除いたものをさす。 2 植物油で、油糧の原料から圧搾・抽出した油。食用油には、さらにリン脂質や遊離脂肪酸を除去し...
タリフ【tariff】
1 関税。関税表。関税率。 2 料金表。
タリフ‐エスカレーション【tariff escalation】
傾斜関税。製造業を保護するために、原材料を無税またはきわめて低い関税で輸入し、半製品・製品については加工度の高いものほど関税率を高くする関税構造をいう。
タリフ‐クオータ【tariff quota】
関税割当制。一定期間内に輸入される特定物品につき割り当て数量までは低税率または無税を適用し、それを超えるものには逆に高税率を適用する二重税率制度。
ダブリュー‐シー‐オー【WCO】
《World Customs Organization》世界税関機構。各国の関税制度の標準化と税関行政の国際協力を進めるための国際機関。WTO(世界貿易機関)より原産地規制に関する協定の策定作業...