かけ‐ぬ・ける【駆(け)抜ける/駈け抜ける】
[動カ下一][文]かけぬ・く[カ下二] 1 走って通り過ぎる。走って通り抜ける。「敵陣を一気に—・ける」「伊勢路を—・ける」「激動の時代を—・ける」「記憶が映像となってまぶたの裏を—・けた」 2...
かこい【囲い】
1 周囲を取り巻くこと。「苗木にわらで—をする」 2 周囲を取り巻くもの。特に、塀や垣根など。「畑に—をする」 3 野菜などを出盛りの季節の後まで蓄えておくこと。また、その場所。「—がきく」 4...
かこみ【囲み】
1 ぐるりと周囲を取り巻くこと。また、そのもの。かこい。 2 敵の城や陣地などを囲んで攻めること。また、その軍勢。包囲。「—を解く」「—を破って逃れる」 3 「囲み記事」の略。
かしい‐づくり【香椎造(り)】
香椎宮本殿にみられる神社建築様式。入母屋造りで内部が内陣・中陣・外陣に分かれ、外陣は左右に翼状に張り出す。
かた‐ざま【方様】
《「かたさま」とも》 1 方向。方角。「北の陣の—に歩み行くに」〈能因本枕・二四四〉 2 方面。向き。その筋。「今は、かかる—の御調度どもをこそは、とおぼせば」〈源・賢木〉 3 味方。身内。仲間...
かたまり【固まり/塊】
1 固まること。また、固まったもの。「土の—」「塩の—」 2 小さく切り刻んだりする以前の、形が不規則で、ある程度の大きさをもったもの。「肉を—のまま買う」 3 一団となったもの。集団。「反対派...
かた・める【固める】
[動マ下一][文]かた・む[マ下二] 1 やわらかい物や液状の物を、かたい状態にする。また、物をかたくする。「ゼリーを冷やして—・める」「こぶしを—・める」 2 物事を集中させる。一つにまとめる...
カターニア‐だいせいどう【カターニア大聖堂】
《Duomo di Catania》イタリア南部、シチリア島、シチリア自治州の都市カターニアにある大聖堂。正式名称はサンタガタ大聖堂。カターニアの守護聖人アガタを祭る。11世紀末、シチリア伯ルッ...
かち‐え【勝(ち)絵】
1 勝負事や競技のようすなどを描いた絵。 2 春画のこと。出陣する武士が具足櫃(ぐそくびつ)に入れておくと必ず勝つとの俗信があった。
かち‐ぐり【搗ち栗/勝ち栗】
クリの実を干して臼で軽くつき、殻と渋皮を取り去ったもの。「かち」が「勝ち」と同音であるところから、出陣・祝勝に用いられた。正月の祝儀などに用いる。