もろ‐ぐそく【諸具足】
太刀を佩(は)き、靫(ゆき)をつけ、弓を持った、出陣の際の完全装備の服装。「—したる中間(ちゅうげん)五百余人、二行に列を引き」〈太平記・六〉
や‐えい【夜営】
[名](スル)夜、軍隊が陣営を設けること。また、その陣営。
や‐えい【野営】
[名](スル)野外に陣営を張ること。野外にテントを張って宿泊すること。また、その陣営。キャンプ。「山中で—する」「—地」
やぎゅう【柳生】
奈良市北東部の地名。もと柳生氏1万石の陣屋が置かれた地。
やく‐しょ【役所】
1 役人が公務を取り扱う所。官公庁。 2 戦陣で、各将士が本拠とする詰所。「己が—に走り入り、火を懸けて腹掻き切って死ににけり」〈太平記・二八〉 3 中世、関所のこと。〈黒本本節用集〉 4 遊里...
やぐら‐がこい【矢倉囲い/櫓囲い】
将棋で、囲いの陣形の一。自陣内で王将を金将・銀将などで囲んで守る形。その形を櫓にたとえていい、金矢倉・銀矢倉・総矢倉などがある。
やさ‐おんな【優女】
姿かたちの美しい女。また、性質のやさしい女。やさめ。「かかる東の果てしにもまたあるものぞ—」〈浄・凱陣八島〉
や‐しゅう【夜襲】
[名](スル)夜、敵を襲うこと。夜討ち。「敵陣に—をかける」「不意に—する」
や‐せん【野戦】
1 山野で戦うこと。攻城戦・要塞(ようさい)戦・市街戦以外の陸上戦。「—陣地」 2 戦地。戦場。特に、大陸の戦場。
やたて‐の‐すずり【矢立ての硯】
箙などの中に入れて陣中に携帯した小さい硯箱。