かわ‐びたり【川浸り】
陰暦12月1日に行う水神祭。川の水に尻を浸し、また、餅(もち)をついて水神に供え、水難よけと豊漁を祈る。川浸りの朔日(ついたち)。
かわ‐びらき【川開き】
1 川涼みの開始を祝って行われる行事。江戸時代、隅田川では、陰暦5月28日から3か月間が夕涼みの期間とされ、その初日をいった。両国で花火を打ち上げるので有名になった。《季 夏》 2 川の水路の開...
かわ‐まつり【川祭(り)】
陰暦6月と12月に行われる水神の祭り。河川・井戸・泉などの水辺で広く行われる。この名称は西日本に多い。→川浸(かわびた)り
かわら‐け【土器】
《瓦で作った笥(け)の意》 1 釉(うわぐすり)をかけない素焼きの陶器。 2 素焼きの杯。陶坏(すえつき)。 3 成年女性の陰部に毛の生えないこと。 4 酒宴。「—始まり、御箸下りて」〈宇津保・...
かん‐いん【姦淫】
[名](スル) 1 道義に背いた肉体的交渉をもつこと。 2 法律で性交を意味し、男性が女性の膣内に陰茎を入れる行為をいう。「—罪」
かんがく‐でん【勧学田】
平安時代、大学寮・典薬寮・陰陽寮(おんようりょう)などの学生の、食料・費用などをまかなうために設けられた田。学田。
かんぎ‐にち【歓喜日】
仏の歓喜する日、すなわち安居(あんご)の終わった陰暦7月15日。後世には毎月の15日をいう。
かんげん‐さい【管絃祭】
1 広島県の厳島神社で、陰暦6月17日の夜に行う祭礼。神輿(みこし)を船に安置して、海上で管絃を吹奏する。 2 京都府の車折(くるまざき)神社で、5月に行う祭礼。三船(みふね)祭。 [補説]書名...
かん‐さい【関西】
《「関東」に対して関所の西の国の意》 京都・大阪・神戸を中心とする一帯。京阪神地方。
奈良時代、鈴鹿・不破・愛発(あらち)の三関以西の地。のちに、逢坂(おうさか)の関より西の地域。鎌倉時代以...
かん‐し【款識】
《「款」は陰刻の銘、「識」は陽刻の銘》 1 鐘や鼎(かなえ)などに刻した文字。銘。銘文。 2 書画に筆者が署名、捺印(なついん)すること。また、その署名、捺印。落款(らっかん)。かんしき。