あり‐どおし【蟻通/虎刺】
アカネ科の常緑小低木。山地の樹陰に生え、高さ30〜60センチ。細い枝が変化した1〜2センチの針が多数ある。初夏、白い漏斗(ろうと)状の花をつける。実は丸く、赤く熟す。 [補説]曲名別項。→蟻通
あり‐の‐とわたり【蟻の門渡り】
1 蟻が列を作ってはっていること。蟻の熊野参り。《季 夏》 2 陰部と肛門(こうもん)の間。会陰(えいん)。 3 両側が切り立った崖となっている所。長野県の戸隠山のものが有名。
アルキルベンゼンスルホンさん‐えん【アルキルベンゼンスルホン酸塩】
《alkylbenzene sulfonate》アルキルベンゼンを発煙硫酸でスルホン化して作る、陰イオン界面活性剤の一。合成洗剤の主成分で、硬水や酸に対しても安定していて、洗浄力が強い。ソープレ...
あんこく‐き【暗黒期】
1 戦乱が続き、社会の秩序が乱れ、道徳・文化が廃れて悪事や不安がはびこる時期。また、先行きの見通しがつかず、希望のもてない時期。 2 細胞がウイルスに感染したにもかかわらず、子孫となるウイルスを...
あん‐ご【安居】
[名](スル)《(梵)vārṣikaの訳。雨季の意》仏語。僧が、夏、1か所にこもって修行すること。陰暦4月16日から7月15日までの3か月間で、この期間を一夏(いちげ)という。雨安居(うあんご)...
あんせい‐の‐たいごく【安政の大獄】
安政5〜6年(1858〜1859)に、大老井伊直弼が行った尊攘(そんじょう)派への弾圧。安政の仮条約や、家茂(いえもち)を14代将軍に定めたことに反対する一橋慶喜(ひとつばしよしのぶ)擁立派の公...
あんぜん‐キャビネット【安全キャビネット】
病原体や遺伝子組み換え生物などを安全に取り扱う設備。内部を陰圧に保ち、ドラフトチャンバーからの排気を滅菌する装置が設けられたもの。使用する生物や物質の危険性によってクラス1からクラス3に分類され...
あん‐たん【暗澹】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 薄暗くはっきりしないさま。暗く陰気なさま。「曇空には雲が—と動いていた」〈梶井・冬の日〉 2 将来の見通しが立たず、全く希望がもてないさま。「—とした表情」「...
アンダー‐ヘア
《(和)under+hair》俗に、陰毛のこと。
あんな‐の‐へん【安和の変】
安和2年(969)藤原氏が企てた他氏排斥の謀略事件。右大臣藤原師尹(ふじわらのもろただ)らが、源満仲(みなもとのみつなか)の密告を利用して左大臣源高明(みなもとのたかあきら)らに皇太子廃立の陰謀...