こっ‐か【黒花】
陶磁器の装飾法の一。黒色発色の鉄質の彩料で文様を表すもの。
ことう‐やき【湖東焼】
琵琶湖東岸の滋賀県彦根市付近で焼成された陶磁器。井伊家の藩窯となったが、文久2年(1862)廃窯。広義には明治28年(1895)まで同地方で焼かれたものも含む。
コバルト【cobalt】
1 鉄族元素の一。単体は銀白色で鉄に似た光沢をもち、強磁性を示す。合金の成分として高速度鋼・耐熱鋼、永久磁石などに利用。酸化物はガラス・陶磁器の青色着色顔料。元素記号Co 原子番号27。原子量5...
コバルト‐ブルー【cobalt blue】
酸化コバルトと酸化アルミニウムから製する青色顔料。また、その色。絵の具や合成樹脂・陶磁器の着色剤などに使用。
こ‐びじゅつ【古美術】
古い時代の書画・彫刻・陶磁器などの美術品の総称。
ご‐さい【五彩】
1 青・黄・赤・白・黒の五つの色。また、多種の色。五色(ごしき)。 2 中国宋代(金代)を起源とし、元代に完成した上絵付け、およびその陶磁器。白磁または白釉陶(はくゆうとう)に赤・青・黄・緑・紫...
さく‐とう【作陶】
陶磁器を製作すること。また、製作した陶磁器。「—家」「—展」
さく‐ゆき【作行き】
陶磁器を鑑賞するときの語で、土質・釉(うわぐすり)・色・形などを総合したできばえ。「いかにも志野らしい—」
ささ‐みみ【笹耳】
陶磁器の茶入れ・花入れなどの、笹の葉の形をした耳。または、耳の小さいもの。
さつま‐やき【薩摩焼】
鹿児島県薩摩・大隅地方に産する陶磁器の総称。文禄の役後、島津義弘が朝鮮から伴ってきた陶工によって始められた。俗に白薩摩・黒薩摩とよばれる白釉(はくゆう)地のものと黒釉地のものとがあり、作風も多様...