うっ‐とう【鬱陶】
心がふさいで晴れないこと。「聊(いささ)か君の—を慰め、且つ共に心よく談笑しようと思って」〈露伴・露団々〉 「精神—たるの時に当ては」〈織田訳・花柳春話〉
かい‐とう【灰陶】
中国、新石器時代から殷(いん)代に盛行した灰青色の土器。多くは表面に櫛目文(くしめもん)や縄蓆文(じょうせきもん)をもつ。日常の容器として唐・宋のころまで使用された。
くん‐とう【薫陶】
[名](スル)《香をたいて薫りを染み込ませ、土をこねて形を整えながら陶器を作り上げる意から》徳の力で人を感化し、教育すること。「—のたまもの」「しかし若い生徒を—するのは中々愉快なものですよ」〈...
こく‐とう【黒陶】
中国新石器時代、竜山文化期に盛行した黒色土器。ろくろで成形し、表面を研磨して光沢を出したもの。
さいでい‐とう【細泥陶】
中国先史時代、精製された粘土で焼成された良質の土器。→粗陶
さい‐とう【彩陶】
彩文土器。特に中国における呼称で、仰韶(ぎょうしょう)文化を代表する土器とされる。幾何学文・動物文が多い。
さく‐とう【作陶】
陶磁器を製作すること。また、製作した陶磁器。「—家」「—展」
すえ【陶】
陶器。すえもの。「茅渟(ちぬ)の県(あがた)—の邑(むら)に」〈崇神紀〉
せい‐とう【製陶】
陶磁器を作ること。「—技術」
そ‐とう【粗陶】
中国先史時代、砂まじりの粘土で焼成された粗製の土器。→細泥陶(さいでいとう)