てっかせっか【鉄火石火】
白柳秀湖の随筆・評論集。明治41年(1908)刊行。
ですぺら
辻潤による随筆集。大正13年(1924)刊行。
とうさいずいひつ【東斎随筆】
室町中期の説話集。2巻。一条兼良著。成立年未詳。主に平安時代の説話を集め、音楽・草木・人事など11の部門に分類する。随筆と称した最初の書。
とうゆうき【東遊記】
江戸後期の紀行・随筆。正編・続編各5巻。橘南谿(たちばななんけい)著。寛政7〜9年(1795〜1797)刊。天明4年(1784)京都から江戸へ行き、東海・東山・北陸の各道を旅行した時の見聞録。→...
とえんしょうせつ【兎園小説】
江戸後期の随筆集。曲亭馬琴ら編。12巻、他に外集・別集・余録など9巻がある。文政8年(1825)成立。兎園会の記録や考証を集録したもの。
とくぼくずいひつ【禿木随筆】
平田禿木の随筆集。昭和14年(1939)刊行。樋口一葉、夏目漱石、鳩山和夫といった作家や政治家のエピソード、英文学から日々の暮らしまで、さまざまな話題を取り上げる。
どうぼうごえん【洞房語園】
江戸中期の随筆。2巻。庄司勝富著。享保5年(1720)成立。江戸の遊郭吉原の歴史・人物談などを述べる。
なるべし【南留別志】
江戸中期の随筆。5巻。荻生徂徠著。元文元年(1736)刊。四百余の名称の語源を挙げ、転訛(てんか)を正そうとしたもの。題名は、各条末に「なるべし」を用いていることによる。
にっちろく【日知録】
中国、清代の随筆。32巻。顧炎武著。経学・史学・文学・政治・社会・地理・風俗などの分野について、実証的に論じた書。清朝学術の最高水準を示したものとされる。
にほんひゃくめいざん【日本百名山】
深田久弥の山岳随筆集。昭和39年(1964)刊行。登山家でもあった著者が実際に登った日本の名山100座を選んで紹介する。「山と高原」誌に、昭和34年(1959)から昭和38年(1963)まで連載...