すんだいざつわ【駿台雑話】
江戸中期の随筆。5巻。室鳩巣(むろきゅうそう)著。享保17年(1732)成立。朱子学の立場から学術・道徳を奨励した教訓的な随筆。
ずい【随〔隨〕】
[常用漢字] [音]ズイ(呉) [訓]したがう まま まにまに 1 他人の後にそのままついていく。「随員・随行・随従・随伴/追随・付随・夫唱婦随」 2 成り行きにまかせる。「随意・随時・随想・随...
ずいそうろく【随想録】
《原題、(フランス)Essais》モンテーニュの随筆集。3巻。1580〜1588年刊。自己の経験・観察を通して人間性を探求した、モラリスト文学の古典的作品。エッセー。
ずいひつ‐か【随筆家】
随筆を書くことを職業にしている人。エッセイスト。
せいほうのひと【西方の人】
《「さいほうのひと」とも》芥川竜之介の随筆。昭和2年(1927)8月、雑誌「改造」に掲載。「西方の人」はイエス=キリストをさし、自身の人生をキリストの受難の人生になぞらえてその苦痛をつづっている。
せじけんぶんろく【世事見聞録】
江戸後期の随筆。7巻。作者未詳。文化13年(1816)成立。武士・百姓など諸階層の風俗について批判的に述べる。
ぜいたくびんぼう【贅沢貧乏】
森茉莉による随筆集。著者独自の生活美学を語る。昭和38年(1963)刊行。
たいがのいってき【大河の一滴】
五木寛之の随筆。平成10年(1998)刊行。平成13年(2001)、神山征二郎監督により映画化。
たべものほうめいろく【たべもの芳名録】
神吉拓郎による、食をテーマとした随筆。昭和59年(1984)刊。
たまかつま【玉勝間】
江戸後期の随筆。14巻、目録1巻。本居宣長(もとおりのりなが)著。寛政5年(1793)起稿し、享和元年(1801)に没するまで書き続けた。寛政7〜文化9年(1795〜1812)刊。宣長の学問・芸...