おん‐しゅう【隠州】
隠岐(おき)国の異称。
おん‐ち【隠地】
中世・近世に、隠れて耕作し、検地を受けず、租税を免れた田畑。隠田(おんでん)と隠し畑がある。
おん‐でん【隠田】
中世・近世に、隠れて耕作し、年貢や祖税を免れた田。かくしだ。忍び田。
おん‐ぷく【隠覆】
表に出さないように隠していること。ひたかくしにすること。
おん‐ぼう【隠亡/隠坊/御坊】
古く、火葬や墓所の番人を業とした人。江戸時代、賤民の取り扱いをされ差別された。
おん‐みつ【隠密】
[名・形動] 1 人に悟られないように隠して事を行うこと。また、そのさま。いんみつ。「—に事を運ぶ」 2 戦国時代から近世にかけて、情報活動に従った下級武士。幕府や各藩に属し、スパイ活動を行った...
かくさ◦う【隠さふ】
[連語]《動詞「かく(隠)す」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」。上代語》隠しつづける。繰り返し隠す。「沖つ藻を—◦ふ波の五百重波(いほへなみ)千重にしくしく恋ひわたるかも」〈万・二四三七〉
かくされた‐しつりょう【隠された質量】
⇒ミッシングマス
かくされたじゅうじか【隠された十字架】
梅原猛の著作。副題「法隆寺論」。昭和47年(1972)刊。法隆寺は聖徳太子の怨霊を鎮める目的で建立されたと論じる。毎日出版文化賞受賞。
かくし【隠し】
1 隠すこと。隠してあること。「—財産」 2 衣服に縫いつけた、物を入れる袋。ポケット。 3 外敵などからの守りとなるもの。また、守る人。「是を中区(うちつくに)の—となせ」〈成務紀〉