すな‐せっちん【砂雪隠】
茶道で、内露地に設けた便所。広さは一坪内外で、自然石を置き、川砂を盛り、砂かけ用の触杖(そくじょう)を添える。現在では装飾用。飾り雪隠。
せっ‐ちん【雪隠】
《「せついん」の連声(れんじょう)》便所。かわや。
せつ‐いん【雪隠】
便所。かわや。東司(とうす)。せっちん。
せんち【雪隠】
「せっちん(雪隠)」の音変化。
そく‐いん【惻隠】
かわいそうに思うこと。同情すること。「—の情を催す」
たい‐いん【大隠】
悟りきっていて、俗事に心を乱されない隠者。
たい‐いん【退隠】
[名](スル)職を退き、暇な身分となること。「社会から—したと同様の今の父に」〈漱石・行人〉
とがくし【戸隠】
長野市北西部の地名。天手力男命(あまのたぢからおのみこと)が投げた岩戸が飛んできた所という。戸隠神社の所在地。
はがくれ【葉隠】
江戸中期の武士の修養書。11巻。正しくは「葉隠聞書(はがくれききがき)」。鍋島藩士山本常朝(やまもとつねとも)の談話を田代陣基(たしろつらもと)が筆録。享保元年(1716)成立。尚武思想で貫かれ...
みぞ‐かくし【溝隠】
キキョウ科の多年草。田のあぜなどに生え、高さ約20センチ。茎は地をはって広がり、葉は小さい狭楕円形で互生する。6〜10月、紅紫色を帯びた白い小花が咲く。花びらは唇形であるが、5裂する。あぜむしろ。