しゅせん‐ざけ【集銭酒】
皆で金を出し合って買う酒。「天目に、御器(ごき)—一両二分の取替を」〈浄・薩摩歌〉
しゅせん‐だし【集銭出し】
互いに銭を出し合って飲食すること。「あたま数よみて、飲むも飲まぬも七文づつの—」〈浮・五人女・一〉
しゅ‐らい【集礼】
《近世上方語》諸雑費。特に、遊里で揚代以外の種々の出費。「夜見世の間は、揚げ女郎の—を増す」〈色道大鏡・一三〉
じっ‐たい【集諦】
仏語。四諦(したい)の一。苦の原因は愛執の念であるということ。
すだ・く【集く】
[動カ五(四)] 1 虫などが集まってにぎやかに鳴く。「草むらに—・く虫の音(ね)」 2 群れをなして集まる。むらがる。「露霜の秋に至れば野もさはに鳥—・けりと」〈万・四〇一一〉
たかり【集り】
人をおどして金品をまき上げること。また、その行為をする者。「ゆすり—」
たか・る【集る】
[動ラ五(四)] 1 一つところにあつまる。よりあつまる。群がる。「見物人が黒山のように—・る」「バラに油虫が—・る」 2 人に金品をせびる。また、おどして奪い取る。「先輩に食事を—・る」「不良...
つどい【集い】
つどうこと。集まり。「名画鑑賞の—」
つど・う【集う】
[動ワ五(ハ四)]人々がある目的をもってある場所に集まる。「若人(わこうど)が全国から—・う」 →集まる[用法]
[動ハ下二]集める。「事もなき手本多く—・へたりし中に」〈源・梅枝〉
つ・む【集む】
[動マ下二]あつめる。「潮干なば玉藻刈り—・め家の妹(いも)が浜づと乞はば何を示さむ」〈万・三六〇〉