さよのなかやましゅう【佐夜中山集】
俳諧集。松江重頼編。寛文4年(1664)刊。6冊。松尾宗房の名で芭蕉の句が2句入集している。
さんかしゅう【山家集】
平安末期の私家集。3巻。西行の詠歌を収める。編者・成立年未詳。四季・恋・雑に部類し、花と月の歌が多い。六家集の一。
さんこうしゅう【山光集】
会津八一の歌集。昭和19年(1944)刊行。
さんごしゅう【珊瑚集】
永井荷風による翻訳詩集。大正2年(1913)刊行。ボードレール、ベルレーヌ、レニエなど、フランスの近代詩人の作品、38編を収める。
さん‐しゅう【参集】
[名](スル)大ぜいの人が集まってくること。「全国から—する」
さんじゅうろくにんしゅう【三十六人集】
三十六歌仙の私家集の集成。特に西本願寺に伝えられる平安後期の古写本は、すぐれた書風と料紙や装本の美しさで美術史上重要なもの。→石山切(いしやまぎれ)
さんだい‐しゅう【三代集】
平安時代の勅撰和歌集である古今集・後撰集・拾遺集のこと。古くは、万葉集・古今集・後撰集の3集をいった。
さんぼくきかしゅう【散木奇歌集】
平安後期の私家集。10巻。源俊頼の自撰。大治3年(1128)ころの成立。歌数1600余首。奇語・俗語を用いて独自の新風を展開。散木集。散木弃歌集。
さんろしゅう【山廬集】
飯田蛇笏の俳句集。昭和7年(1932)刊行。
しいんしゅう【柹蔭集】
島木赤彦の第5歌集。大正15年(1926)7月刊。同年3月に死去した著者の遺作。