かさ【笠】
《「傘」と同語源》 1 日光・雨・雪などが当たらないように頭にかぶるもの。藺(い)・菅(すげ)などで浅い円錐形に作る。「傘」と区別するために「かぶりがさ」ともいう。 2 1の形をしたもの。「電灯...
かさとり‐やま【笠取山】
京都府宇治市北東部の山。醍醐山(だいごさん)の東にある。標高371メートル。紅葉の名所。[歌枕]「雨ふれば—のもみぢばは行きかふ人の袖さへぞてる」〈古今・秋下〉
かざ‐ガッパ【風ガッパ】
袖のない木綿製の風雨よけのカッパ。江戸時代、商人が旅行などに用いた。
かざし‐ことば【翳し詞】
忌み詞の一。俳諧などで、正月三が日の間に、物の名を忌み、呼びかえて使う言葉。「雨」を「おさがり」、「寝る」を「いねつむ」、「おきる」を「いねあぐ」という類。
かざ‐はな【風花】
《「かざばな」とも》 1 晴天に、花びらが舞うようにちらつく雪。山岳地帯の雪が上層気流に乗って風下側に落ちてくるもの。《季 冬》「山国の—さへも荒けなく/虚子」 2 初冬のころの晴れた日、風が吹...
かざ‐ま【風間】
1 風の絶え間。かぜま。「君によりをちの早船さしはやし—も待たずこがれ来るかな」〈浜松・二〉 2 風の吹いている時。「雨降り—には、転んだり何か致さぬで」〈滑・浮世風呂・二〉
かざん‐こくりつこうえん【火山国立公園】
《Volcanoes National Park》ルワンダ北部にある国立公園。コンゴ民主共和国のビルンガ国立公園に隣接する。ビルンガ火山群の五つの火山と、ブレラ湖やカラゴ湖などのカルデラ湖がある...
かざん‐でいりゅう【火山泥流】
火山砕屑物(さいせつぶつ)が多量の水と混ざって山腹を高速で流れ下る現象。火口湖で噴火したときや、堆積(たいせき)した火山灰に大雨が降ったときに生じる。ラハール。
かざんばいち【火山灰地】
久保栄の戯曲。2部7幕。昭和12〜13年(1937〜38)に発表。火山灰地帯である北海道十勝地方の農業試験場長雨宮聡が、古い生産関係と対立しながら、農民生活の向上に努力する姿を描く。
かしがまし・い【囂しい】
[形][文]かしがま・し[シク]《中世までは「かしかまし」》 1 人声や物音がうるさく感じられる。やかましい。騒々しい。「雨蛙の啼くのが前よりも繁く、—・く聞える」〈谷崎・蓼喰ふ虫〉 2 口うる...