うんりゅう‐けいこく【雲竜渓谷】
栃木県日光市、女峰山の中腹にある渓谷。厳冬期の数週間、滝が凍って高さ数十メートルに達する氷柱(つらら)ができることで知られる。
うんりゅう‐し【雲竜紙】
細長い繊維をすき込んで、雲のような模様をあらわした和紙。
うんりゅう‐すい【雲竜水】
「竜吐水(りゅうどすい)」に同じ。うんりょう。
うんりゅうず【雲龍図】
京都の建仁寺方丈(国指定重要文化財)を飾っていた障壁画の一。安土桃山時代の画家、海北友松の水墨画。方丈に来る客が最初に入室する礼の間を飾っていた8面の襖絵。北面と西面、4面ずつを用いて、2匹の龍...
うんりゅう‐ひさきち【雲竜久吉】
[1823〜1891]幕末の力士。第10代横綱。筑後(ちくご)の人。本名、佐藤久吉。旧姓、塩塚。柳川藩のお抱え力士。横綱の土俵入りの雲竜型考案者といわれている。→第9代横綱秀ノ山 →第11代横綱...
うん‐りょう【雲量】
雲に覆われた部分の、空全体に対する割合。全く雲のないのを0、全天を覆ったのを10とし、雲量0〜1は快晴、2〜8が晴れ、9〜10を曇りとする。
うんりん【雲林】
台湾中西部にある県。ほぼ全域が平野で、稲作のほか落花生・胡麻・パイナップル・スターフルーツなどの栽培が盛ん。ユンリン。
うんりんいん【雲林院】
謡曲。三番目・四番目物。金春(こんぱる)以外の各流。伊勢物語を愛読する芦屋公光(きんみつ)が霊夢によって雲林院に行くと、在原業平の霊に会う。
⇒うりんいん(雲林院)
きら‐すなご【雲母砂子】
雲母(うんも)を微細な粉にしたもの。料紙や色紙などの装飾に用いる。
きら‐ずり【雲母刷(り)/雲母摺り】
料紙装飾や浮世絵版画の技法の一。版木に糊(のり)や膠(にかわ)をつけて紙に摺り、その上に雲母(うんも)の粉を篩(ふる)いかけ、乾いたあと、残りの粉を払い落とす。