う‐ず【雲珠】
唐鞍(からくら)とよぶ馬具の飾りで、金銅の火炎形の内に宝珠を納め、その台座を尻繋(しりがい)につけたもの。うんじゅ。
うず‐ざくら【雲珠桜】
1 《馬具の雲珠と地名の鞍馬との縁で》京都鞍馬山に咲く桜の総称。 2 サトザクラの一種。花の形が雲珠に似ているところからいう。
うづ‐みね【宇津峰】
《「雲水峰」とも書く》福島県中部にある山。標高677メートル。阿武隈高地の独立峰。南北朝時代、切り立った険しい地形を利用して山城が築かれ、南朝方の拠点となった。城跡は国の史跡に指定されている。
うに【海胆/海栗】
1 ウニ綱の棘皮(きょくひ)動物の総称。殻は半球形・円錐形・円盤形などで、表面は栗のいが状のとげに覆われ、とげの間から細い糸状の管足を出して運動する。口器は下面中央にあり、「アリストテレスの提灯...
うに‐やき【雲丹焼(き)】
練りうにを魚介類やかまぼこなどに塗って焼いたもの。
うに【▲海▲胆▲雲▲丹】
a sea urchin;〔加工食品〕(paste of) seasoned sea-urchin eggs
うんか【雲×霞】
うんかの如く人が集まってきたPeople came swarming together like bees.うんかのごとく押し寄せる敵軍に我々は手のほどこしようもなかったWe were help...
うんかい【雲海】
a sea of cloud(s)
うんこう【うんこう(雲崗)】
(中国) ⇒ユンカン
うんさんむしょう【雲散霧消】
雲散霧消する disperse [vanish] like mist彼に対する憤りは雲散霧消したThe resentment I had borne him 「melted away [vani...
うんかい【雲海】
[共通する意味] ★雲の種類。[英] a rain cloud[使い方]〔雨雲〕▽雨雲が垂れこめる〔雷雲〕▽雷雲が発生したので注意が必要〔むら雲〕▽月がむら雲に隠れた〔雲海〕▽雲海が羊の群れのよ...
うんさん【雲散】
[共通する意味] ★別々に分かれること。[英] dispersion[使い方]〔雲散〕スル▽それぞれの不安が雲散する▽雲散霧消(=散らばって消えてしまうこと)〔離散〕スル▽一家が離散する▽離散家...
うんすい【雲水】
[共通する意味] ★居所を定めず、あちこち遍歴して修行する僧。[英] an itinerant priest[使い分け] 「雲水」は、行雲流水(漂う雲と流れる水)のようにゆくえが定まらないところ...
くも【雲】
[共通する意味] ★細かい水滴やちりが空気中に漂っている現象。[使い方]〔雲〕▽空に白い雲が浮かんでいる〔霧〕▽霧がかかる▽霧が深い▽霧が晴れる〔霞〕▽山すそに霞がたなびいている〔靄〕▽靄がたち...
くもま【雲間】
[共通する意味] ★雲の切れたところ。[英] a fine interval[使い方]〔晴れ間〕▽午後から晴れ間が広がるでしょう〔雲間〕▽雲間から満月が見える[使い分け]【1】「晴れ間」は、雲の...
うんうふざん【雲雨巫山】
男女の交わり。また、密会のこと。
うんえんかがん【雲烟過眼】
雲やかすみが目の前を過ぎ去ってとどまらないように、物事に深く執着しないたとえ。物事に心をとめないで淡泊なたとえ。また、物事の過ぎ去ってとどまらないことのたとえ。▽「雲烟」は雲とかすみ。雲とけむり。「過眼」は目の前を過ぎ去ること。「烟」は「煙」とも書く。「過眼雲烟かがんうんえん」ともいう。
うんえんばんり【雲烟万里】
はるかかなたをたなびく雲や霞かすみ。非常に遠く離れていることのたとえ。
うんえんひどう【雲煙飛動】
①書・画・文章などの筆の勢いが、ひきしまって力強いこと。②色の鮮やかなこと。③山水画のすばらしいさま。
うんえんひょうびょう【雲烟縹渺】
雲やかすみがはるか遠くたなびくさま。▽「雲烟」は雲とかすみ。「縹渺」は遠くかすかなさま。ぼんやりしてかすかなさま。「烟」は「煙」、「渺」は「緲」「眇」とも書く。
うんご【雲居】
[835〜902]中国、唐代の禅僧。名は道膺(どうよう)。曹洞宗の洞山良价に師事し、江西省永修県の雲居山に住み、その宗風を宣揚した。
うんご【雲居】
[?〜1659]江戸前期の臨済宗の僧。土佐の人。本姓、小浜氏。諱(いみな)は希膺(きよう)。松島の瑞巌寺を中興した。
うんしょう【雲生】
鎌倉末期の刀工。備前の人。後醍醐(ごだいご)天皇の勅命によって名剣を作ったという。生没年未詳。
うんしょう【雲照】
[1827〜1909]真言宗の僧。出雲(いずも)の人。姓は渡辺。明治初期の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)に反対して仏教の復興に努め、真言宗の統一を図った。十善会・目白僧園などの創立者。著「大日本国...
くもい‐たつお【雲井竜雄】
[1844〜1871]幕末の志士。米沢藩士。本名、小島竜三郎。安井息軒の門に入り、維新後新政府に仕えたが、薩長藩閥に反対して帰藩。のち、新政府打倒をはかり、斬罪(ざんざい)。