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雲烟過眼の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

雲やかすみが目の前を過ぎ去ってとどまらないように、物事に深く執着しないたとえ。物事に心をとめないで淡泊なたとえ。また、物事の過ぎ去ってとどまらないことのたとえ。▽「雲烟」は雲とかすみ。雲とけむり。「過眼」は目の前を過ぎ去ること。「烟」は「煙」とも書く。「過眼雲烟かがんうんえん」ともいう。
出典
蘇軾そしょく「王君宝絵堂記おうくんほうかいどうき
句例
雲烟過眼の境地
用例
これ迄までの行きがかりは、一切合財雲煙過眼、お互に天下の大計に向って尽力しましょう。<子母沢寛・勝海舟>

雲烟過眼の解説 - 学研 四字熟語辞典

雲や霞かすみがたちまち目の前を流れ過ぎていくように、物事に深く執着しないこと。物事にこだわらず淡白なこと。
注記
「雲烟」は、雲と霞、または雲と煙。「過眼」は、目の前を過ぎ去ること。「烟」を「いん」と読まない。「煙雲過眼えんうんかがん」「過眼雲烟かがんうんえん」ともいう。
表記
「烟」は、「煙」とも書く。
出典
蘇軾そしょく「王君宝絵堂記おうくんほうかいどうき
用例
私は昔から人の反駁なぞは余り気に掛けない方で、大抵は雲烟過眼してしまうし、鷗外の気質はおおよそ呑み込んでいるから、威丈高に何をいおうと格別気にも留めなかったが〈内田魯庵・新編・思い出す人々〉
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