はん‐ちく【斑竹】
表面に斑紋のある竹の総称。雲紋竹など。
はんはくめい‐こうせん【反薄明光線】
雲の切れ間などから太陽光が漏れ、太陽と逆の方向に光線が放射状に収束して見える現象。明け方や夕方、高山や視界が開けた場所で太陽を背にした方向によく見られる。裏後光。→薄明光線
ハービッグハロー‐てんたい【ハービッグハロー天体】
星形成領域に見られる星雲状の天体。原始星周辺にはガスや塵が集まって円盤状になり、双極分子流と呼ばれる激しいジェットが形成される。ジェットは周囲の星間物質を吹き払い、中心星からの高速プラズマ流が両...
ハーモニー
伊藤計劃の長編SF小説。平成20年(2008)刊行。平成21年(2009)、日本SF大賞および星雲賞日本部門賞受賞。平成22年(2010)には英語版が刊行され、米国のフィリップ=K=ディック賞に...
バイオエーロゾル【bioaerosol】
空気中に浮遊する生物由来の微粒子。花粉、キノコやカビの胞子、細菌など。アレルギー疾患や食物の腐敗の原因となるほか、大気上空で凝結核や氷晶核としてはたらき、雲の形成や降雨に関わりをもつことが知られ...
バックビルディング‐げんしょう【バックビルディング現象】
連続して積乱雲が形成され、数時間にわたって局地的に100ミリ以上の激しい降雨が持続する現象。記録的な集中豪雨をもたらす原因の一つとして知られる。
ばとう‐せいうん【馬頭星雲】
オリオン座の三つ星の南東にある暗黒星雲。背後にある散光星雲の光を遮る宇宙塵の雲の形が馬頭状であるところからの名。距離約1500光年。
バビロニア‐ウェーブ【バビロニア・ウェーブ】
堀晃による長編SF小説。銀河系内に膨大なエネルギーを持つ光の柱が発見され、それを利用しようとする人類の物語。昭和52年(1977)、前身となる同名の短編作品を雑誌「S-Fマガジン」に発表。その後...
ばふん‐うに【馬糞海胆】
オオバフンウニ科のウニ。沿岸の岩礁にすみ、殻径約5センチ、暗緑色でやや扁平な球状をし、とげは短い。東北地方以南に多産し、練り雲丹(うに)などの材料にする。東北地方以北には別種のエゾバフンウニが分布。
ばら‐せいうん【薔薇星雲】
一角獣座にある散光星雲。距離は約4600光年。名称は、写真に撮ると散開星団を中心として赤っぽい輝線(Hα)を放つHⅡ領域がバラの花のように広がっていることに由来する。ところどころ暗黒星雲や原始星...