ぼう‐しゅ【芒種】
二十四節気の一。太陽の黄経が75度の時。6月6日ごろ。稲・麦など芒(のぎ)をもつ穀物の種をまく時期とされていた。《季 夏》「伊賀山や—の雲の不啻(ただならず)/圭岳」
ぼ‐うん【暮雲】
夕暮れの雲。夕雲。「日は蒼然たる—に包まれて落ち」〈蘆花・自然と人生〉
ぼ‐さん【暮山】
夕暮れの山。「静かに立ちて眺むれば、暮雲—の影落ちて」〈蘆花・自然と人生〉
ぼんうんあんざつわ【梵雲庵雑話】
淡島寒月の散文集。昭和8年(1933)、寒月没後に刊行。梵雲庵は寒月の号。
ぽっかり
[副] 1 口・目・穴などが大きくあいているさま。「ほら穴が—(と)口をあけている」 2 「ほっかり2」に同じ。「障子に—(と)灯がともる」 3 「ほっかり3」に同じ。「太陽が雲間に—(と)顔を...
ぽつり
[副] 1 雨やしずくが一つ落ちるさま。ぽつん。「雨粒が—と顔に当たる」 2 点や穴などが一つだけできるさま。ぽつん。「虫に刺されて—と赤くなる」 3 それだけ孤立しているさま。ぽつん。「雲が一...
ま
[感]「まあ」に同じ。「おや、—、噂をすれば」〈二葉亭・浮雲〉
マイカ‐コンデンサー【mica condenser】
雲母(マイカ)を誘電体として用い、金属箔と重ねたコンデンサー。小型で誘電損失が少ない。
マイカナイト【micanite】
人工雲母(うんも)板。天然雲母では、大型のものは少なく高価なため、雲母の小片を膠着(こうちゃく)剤で貼り合わせて大型の板としたもの。
マイクロレンズ‐こうか【マイクロレンズ効果】
重力レンズの効果により、遠方の天体の見かけの明るさが増す現象。銀河より軽い、恒星程度の質量の天体が遠方の天体と地球の間を横切るときに起こる。変光星の光度変化と異なり、星の色味(スペクトル)が変化...