かみなり‐の‐じん【雷鳴の陣】
平安時代、雷鳴のときに宮中に臨時に設けられた警固の陣。近衛大将・次将が清涼殿の孫庇(まごびさし)に伺候(しこう)し、弦打(つるう)ちして天皇を守護し、将監(しょうげん)以下も諸所を警固した。かん...
かみなり‐の‐つぼ【雷鳴の壺】
平安京内裏の襲芳舎(しほうしゃ)の異称。雷鳴のときに天皇が臨御(りんぎょ)したのでいう。かんなりのつぼ。
かん‐なり【雷鳴】
1 「かみなり」の音変化。 2 「雷鳴(かんなり)の壺(つぼ)」の略。
かんなり‐の‐じん【雷鳴の陣】
「かみなりのじん」に同じ。「—の舎人(とねり)」〈枕・二五八〉
かんなり‐の‐つぼ【雷鳴の壺】
「かみなりのつぼ」に同じ。「—に人々集まりて」〈古今・秋上・詞書〉
らい‐めい【雷鳴】
かみなりが鳴ること。また、その音。《季 夏》「—を尽くせし後の動かぬ日/草田男」
らいめいといなずま【雷鳴と稲妻】
《原題、(ドイツ)Unter Donner und Blitz》ヨハン=シュトラウス2世の管弦楽によるポルカ。1868年作曲。雷鳴がとどろく様子を打楽器で表現している。別邦題「雷鳴と電光」。
らいめいとでんこう【雷鳴と電光】
《原題、(ドイツ)Unter Donner und Blitz》⇒雷鳴と稲妻