よう‐い【妖異】
［名・形動］あやしくて普通ではないこと。また、そのさまや、そのようなもの。「如何なる画にも彫刻にもない、—で凄惨なものであった」〈露伴・連環記〉
よう‐がん【容顔】
顔つき。顔かたち。容貌。「—の美(うる)わしかりし往時(むかし)」〈露伴・寝耳鉄砲〉
よう‐ちょう【膺懲】
［名］(スル)うちこらすこと。征伐してこらしめること。「露国—の聖軍を催すの時に当たりて」〈木下尚江・良人の自白〉
よき【斧】
小形のおの。ちょうな。「材(き)を釿(はつ)る—の音」〈露伴・五重塔〉
よそ・う【装う／粧う】
［動ワ五（ハ四）］ １ 飲食物を器に盛る。よそる。「味噌汁を—・う」 ２ 「よそおう2」に同じ。「強いて嬉しげを—・うて」〈露伴・連環記〉 ３ 「よそおう1」に同じ。「君なくは何(な)ぞ身—・は...
よそお・う【装う／粧う】
［動ワ五（ハ四）］《動詞「よそ（装）う」の未然形に接尾語「ふ」の付いた「よそはふ」の音変化》 １ 身なりや外観を整える。また、美しく飾る。「礼服に身を—・う」「店内を春向きに—・う」 ２ 表面や...
よそ‐み【余所見】
［名］(スル) １ よそを見ること。わきみ。よそめ。「—してはいけません」 ２ 見て見ないふりをすること。「汝が禍を—するに忍びず」〈永峰秀樹訳・暴夜物語〉 ３ 「余所目(よそめ)1」に同じ。「...
よ‐つ‐ばり【夜つ尿】
《「つ」は「の」の意の格助詞。「ばり」は「ゆばり」の略》寝小便。夜尿(やにょう)。「妹は—たれるとてさられける」〈咄・露がはなし・三〉
よ‐つゆ【夜露】
夜の間におりる露。「—にぬれる」「—にあたる」《季 秋》
よめ‐ひろめ【嫁広め】
《「よめびろめ」とも》嫁を親類や近隣の人々に披露(ひろう)すること。
