じょうみゃく‐けつ【静脈血】
静脈内を流れる血液。体の各組織から受け取った老廃物や炭酸ガスを多量に含み、ヘモグロビンが酸素と結合していないため暗赤色を示す。高等動物では肺動脈にも流れる。
じょうみゃく‐さんぎょう【静脈産業】
生産・消費活動から排出・廃棄される不要物を回収し、再生利用・再資源化したり適正に処分したりする産業。動物の循環系で老廃物や二酸化炭素を回収する静脈になぞらえたもの。→動脈産業
じょうみゃく‐ちゅうしゃ【静脈注射】
静脈内に薬液を入れる注射。血行を介して速やかに全身に行きわたる。静脈内注射。静注。
じょうみゃく‐どちょう【静脈怒張】
静脈が拡張・鬱滞(うったい)して、膨れあがって見える状態。
じょうみゃくない‐ちゅうしゃ【静脈内注射】
⇒静脈注射
じょうみゃく‐にんしょう【静脈認証】
生体認証の一。手のひらや指の静脈の形状をあらかじめ登録しておき、本人確認に利用する方法。静脈は人によって形状が異なり、また体内にあるため偽造されにくい。キャッシュカード・入退室管理装置などに用い...
じょうみゃくパターン‐にんしょう【静脈パターン認証】
⇒静脈認証
じょうみゃく‐ぶつりゅう【静脈物流】
使用済みの製品や産業排出物などをリサイクルしたり適正に処分したりするために流通させること。→静脈産業 →動脈物流
じょうみゃく‐べん【静脈弁】
静脈の血管壁にある弁。四肢に多く、心臓に戻る血液の逆流を防いでいる。
じょうみゃく‐りゅう【静脈瘤】
静脈の一部の壁が異常に拡張し膨れあがっているもの。下肢に現れるものや、肝硬変の際に食道壁に生ずるものなどがある。