きく【鞠】
[人名用漢字] [音]キク(漢) [訓]まり 〈キク〉 1 まり。「蹴鞠(しゅうきく)」 2 身を丸くかがめる。「鞠躬如(きっきゅうじょ)」 3 大事に育てる。「鞠育」 4 (「鞫(きく)」と...
きく‐いく【鞠育】
[名](スル)養い育てること。養育。「—の恩」「たけを襁褓の中より—したるの乳母なり」〈菊亭香水・世路日記〉
きく‐じん【鞠訊/鞫訊】
[名](スル)罪を調べ問いただすこと。鞠問(きくもん)。
きく‐もん【鞠問/鞫問】
[名](スル)罪を問いただすこと。鞠訊(きくじん)。「楽人陳某は—を受けたが、情を知らざるものとして釈(ゆる)された」〈鴎外・魚玄機〉
きっきゅう‐じょ【鞠躬如】
[ト・タル][文][形動タリ]身をかがめて、つつしみかしこまるさま。「—として用を聞いている」〈円地・女坂〉
まり【毬/鞠】
1 遊びやスポーツに用いる球。ゴム製のほか、革製、綿をしんにして糸で巻いたものなどがある。ボール。「—をつく」「ゴム—」 2 「けまり」に同じ。「さま悪しけれど—もをかし」〈枕・二一五〉
まり‐うた【毬歌/鞠歌】
てまりをつくときにうたう歌。てまりうた。《季 新年》
まり‐ぐつ【鞠沓】
蹴鞠(けまり)に用いるくつ。
まりこ【丸子】
静岡市の地名。東海道五十三次の宿駅。とろろ汁が有名。古くは「鞠子」とも書いた。
まり‐つき【毬突き/鞠突き】
まりをついて遊ぶこと。また、その遊び。