か‐みら【韮】
《「か」は香、「みら」は「にら」の古名》ニラの古名。「粟生(あはふ)には—一本(ひともと)」〈記・中・歌謡〉
ジョウツァイタイ【韮菜苔】
《(中国語)》中国原産のニラの一品種。開花する前の花茎をいため物として利用する。
ジョウホワン【韮黄】
《(中国語)》ニラを軟白栽培したもの。葉を全部切り取り、光を完全に遮断して作る。ニラ特有のにおいは薄く、甘味がある。
にら【韮/韭】
ヒガンバナ科の多年草。全体に特有のにおいがある。鱗茎(りんけい)は卵形で、細長く平たい葉が出る。秋、葉の間から高さ30〜40センチの茎を伸ばし、半球状に白い小花を多数つける。アジア大陸に分布、葉...
にらさき【韮崎】
山梨県北西部の市。街道が交差する交通の要地として発展。南アルプスの登山口。武田勝頼の新府(しんぷ)城跡がある。人口3.2万(2010)。
にらさき‐し【韮崎市】
⇒韮崎
にら‐たま【韮玉】
ニラを炒め、溶き卵と合わせて、軽くかきまぜ焼き上げた料理。
にらやま【韮山】
静岡県伊豆の国市の地名。伊豆半島北部に位置する。源頼朝が流された蛭(ひる)ヶ島、幕末に築造された反射炉などの史跡がある。
にらやま‐がさ【韮山笠】
《幕末、伊豆韮山の代官江川太郎左衛門が考案したことから》こよりを編んで黒漆を塗った、平たい円錐形の笠。砲術訓練の武士が用いた。藪潜(やぶくぐり)。
にらやま‐ずきん【韮山頭巾】
《幕末、伊豆韮山の代官江川太郎左衛門が考案したところから》黒ビロードで半球状に縫い、後ろに錣(しころ)をつけた頭巾。砲術訓練をする時に用いた。講武所頭巾。