かがく‐ロケット【化学ロケット】
燃料の燃焼(化学反応)を推力として利用するロケットの総称。固体ロケット、液体ロケットがあり、いずれも燃料と酸化剤を燃焼室で燃焼し、高温・高圧のガスを発生させ、ノズルから超音速で噴き出すことで推力...
きょく‐ちょうおんそく【極超音速】
音速を大きく上回る速度。ふつうマッハ数5以上をさす。航空機や大気圏再突入時の人工衛星などの飛行物体の場合、空力加熱による温度上昇が顕著になる。ハイパーソニック。ごくちょうおんそく。
ごく‐ちょうおんそく【極超音速】
⇒きょくちょうおんそく(極超音速)
きょくちょう‐おんそくへいき【極超音速兵器】
音速の5倍(マッハ5)以上の速度で飛行するミサイル兵器。弾道飛行と異なり、なんらかの飛行制御をするため経路を予測しにくく、従来の弾道ミサイル防衛(BMD)システムによる迎撃は困難とされる。ハイパ...
くうりき‐かねつ【空力加熱】
航空機や宇宙船などの飛行物体が空気中を高速運動するとき、空気が圧縮されて温度が上昇し、物体表面を加熱する現象。速度が超音速になると温度上昇が顕著になり、表面温度はマッハ数の2乗に比例する。
クント‐の‐じっけん【クントの実験】
クントが1866年に音速測定のために行った実験。先に板をつけた棒をピストンとしたガラス管で、管外の棒をこすると管内に空気の振動による定常波が生じ、それを観測することによって振動数を求める。
こうそく‐きりゅう【高速気流】
速さが音速に近い気体の流れ。航空機などへの抵抗が急激に増す。
こうたい‐よく【後退翼】
後退角を与えられた翼。音速に近い速さで飛ぶとき、抗力をなるべく小さくするためのもの。
こたい‐ロケット【固体ロケット】
化学ロケットの一種。固体の燃料と酸化剤を燃焼して高温・高圧のガスを発生させ、ノズルから超音速で噴き出すことで推力を得る。液体ロケットに比べ、構造が単純で安価に製造できるが、原理的に推力の調節が難...
コンコルド【(フランス)Concorde】
《協和の意》イギリスとフランスが共同開発した超音速ジェット旅客機。1969年初飛行、1975年就航。2003年10月、商業運航を終了。