やつ‐すぎ【八つ過ぎ】
1 今の午前2時、または午後2時を過ぎること。また、その時分。「天下は夜中—、郭は恋の昼中や」〈浄・淀鯉〉 2 古くなって色などがさめること。また、そのもの。「甚三紅絹(じんざもみ)の—かといふ...
やど‐ばいり【宿這入り】
1 自分の家を得て、そこに落ち着くこと。家庭を持つこと。「—して六十日そこらぢゃが」〈滑・浮世風呂・四〉 2 奉公人が暖簾(のれん)分けをしてもらって独立すること。「相応の者を女房にもち、—のは...
やまと‐ことば【大和言葉/大和詞】
1 日本固有の言葉。漢語・外来語に対していう。和語。やまとことのは。 2 和歌。やまとうた。やまとことのは。「その—だに、つきなくならひにければ」〈源・東屋〉 3 平安時代の、上品な言葉。雅言(...
やみ‐じあい【闇仕合】
暗闇の中での立ち回りや争い。相手もわからず争うこと。「芝居の—のごとく、頭と頭をすれ違うて」〈滑・浮世風呂・前〉
やん‐ちゃん
[名・形動]《近世江戸語》「やんちゃ1」に同じ。「いえさ、—がようございますのさ」〈滑・浮世風呂・二〉
やん‐や
[名・形動]ほめそやすこと。また、そのようなさま。「女房が五大力の爪弾きを聴いてるも—な沙汰ぢゃあねえ」〈滑・浮世風呂・三〉
[感]ほめそやすときに発する語。「—、—の喝采を浴びる」
ゆ【湯】
1 水を煮えたたせて熱くしたもの。「やかんで—を沸かす」 2 入浴するために沸かした水。また、風呂(ふろ)。「—に入る」「—に行く」 3 温泉。いでゆ。「—の町」 4 鋳造に用いる、金属を熱して...
ゆ‐あがり【湯上(が)り】
1 風呂から出たばかりの時。「—のビール」「—タオル」 2 湯治を終えること。湯治して病気が治ること。「めでたや今の—は、永々の中風病み」〈浄・百合若大臣〉
ゆ‐あみ【湯浴み】
[名](スル) 1 風呂に入ること。入浴。「—して汗を流す」 2 湯治すること。「筑紫(つくし)の国に—にまからむ」〈竹取〉
ゆ‐かげん【湯加減】
湯の熱さの程度。特に、風呂のわきぐあい。「ちょうどよい—」