すさ・ぶ【荒ぶ/進ぶ/遊ぶ】
《上代は上二段活用であるが、平安時代ころから四段にも活用するようになった》 [動バ五(四)] 1 気持ちや生活態度にゆとりやうるおいなどがなくなる。とげとげしくなる。荒れる。「心が—・ぶ」 2...
せい‐えん【清宴/清筵】
風雅な宴会。
せい‐きょう【清興】
上品な楽しみ。風雅な遊び。「突然、訪客を告げる小間使が、先生の—を妨げてしまった」〈芥川・手巾〉
せい‐ゆう【清友】
交情の清らかな友。風雅の道を楽しみ合う友。
せき‐ぞろ【節季候】
《「節季(せっき)にて候」の意》江戸時代の門付けの一。歳末に三、四人一組でウラジロの葉をつけた笠をかぶり、赤い布で顔を覆い、四つ竹などを鳴らしながら「せきぞろ、せきぞろ」とはやして家々を回り、米...
せつ‐げっ‐か【雪月花】
《「せつげつか」とも》 1 雪と月と花。四季の自然美の代表的なものとしての冬の雪、秋の月、春の花。四季おりおりの風雅な眺め。つきゆきはな。 2 茶の湯で、一座七、八人が雪・月・花の札をひき、雪に...
せん‐じん【先人】
1 昔の人。前人。古人。「—の英知に学ぶ」⇔後人(こうじん)。 2 亡父。また、祖先。「真方正真風雅と云ふは予が—なるべし」〈孔雀楼筆記・二〉
ぞくだん‐へいわ【俗談平話】
蕉風の俳論で、俳諧は日常の俗語・話し言葉を用い、それを雅語に匹敵するものに高めて風雅を表すべきだとするもの。
ぞっ‐かく【俗客】
風流・風雅を理解できない人。また、僧に対して、在家の人。俗人。ぞっきゃく。「世間—の無礼なる何ぞ斯の如くなるや」〈織田訳・花柳春話〉
たかま‐の‐はら【高天原】
《「たかあまのはら」の音変化》 1 「たかまがはら」に同じ。 2 大空。天空。「曇りなく—に出でし月八百万代(やほよろづよ)の鏡なりけり」〈風雅・賀〉