月(つき)に叢雲(むらくも)花(はな)に風(かぜ)
世の中の好事には、とかく差し障りが多いことのたとえ。
つくば‐ならい【筑波東北風】
筑波山の方角から吹いてくる風。北東風。つくばおろし。「襟につめたき春風は、—か、富士南(=南西風)、吹雪厭うて来たりける」〈伎・三人吉三〉
つじ‐かぜ【旋風/辻風】
つむじかぜ。せんぷう。「俄(にはか)に—の吹きまつひて」〈大鏡・道長下〉
つむじ【旋風/飄】
《「旋毛(つむじ)」と同語源》「つむじかぜ」に同じ。「彼の頭には不安の—が吹き込んだ」〈漱石・それから〉
つむじ‐かぜ【旋風】
渦を巻いて吹き上がる風。局地的な空気の渦巻き。辻風。つむじ。せんぷう。
て【風】
[語素]動詞の連用形や形容詞の語幹などに付いて、そのような風(かぜ)である意を表す。「追い—」「疾(はや)—」
ていとく‐ふう【貞徳風】
⇒貞門風(ていもんふう)
ていもん‐ふう【貞門風】
貞門の俳風。俳諧の本質を俳言(はいごん)にあるとし、俗語・漢語を用い、縁語や掛け詞による、こっけい・駄じゃれを求めた。江戸初期に京都を中心に全国的に隆盛。談林風の勃興(ぼっこう)により古風と称さ...
て‐かぜ【手風】
手を動かすにつれて生じる風。「とき結ぶ—にいたくほころびて花の下紐解けにけるかな」〈朝光集〉
てしがわら‐そうふう【勅使河原蒼風】
[1900〜1979]華道家。大阪の生まれ。本名、鉀一(こういち)。長男は勅使河原宏。昭和2年(1927)草月流を創流。前衛華道ブームを起こし、生け花の国際化を推進。生け花のほか、彫刻・絵画・書...