ぼう‐ふう【暴風】
1 荒く激しい風。災害をもたらす強い風。あらし。 2 風速が毎秒24.5〜28.4メートルで、風力階級10の風。また、風力階級10を全強風といい、11をさしていうこともある。
ぼう‐ふう【防風】
1 風を防ぐこと。風防。 2 セリ科の多年草。高さ約80センチ。根は垂直に伸びて堅い。葉は羽状に細かく裂け、裂片は細長い。8、9月ごろ、白い小花を多数つける。中国などに分布。漢方で根を発汗・鎮痛...
ぼたん‐ぼうふう【牡丹防風】
セリ科の多年草。海岸に生え、高さ約1メートル。茎は太く、枝分かれし、葉はボタンに似る。夏、白い小花が集まって開く。若葉は食用。
ま‐かぜ【魔風】
悪魔が吹かせ、人を誘う風。
まかぜこいかぜ【魔風恋風】
小杉天外の小説。明治36年(1903)発表。女学生萩原初野と友人の婚約者夏本東吾をめぐる悲恋を中心に、当時の男女学生の風俗を描く。
まくらざき‐たいふう【枕崎台風】
昭和20年(1945)9月17日、枕崎付近に上陸した大型台風。九州を縦断し、広島付近から日本海へ進んだ。最低気圧916.6ヘクトパスカル。広島県を中心に、全国の死者・行方不明者は3756名に達した。
まくら‐びょうぶ【枕屏風】
風よけなどに枕もとに立てる背の低い屏風。《季 冬》
ま‐じ【真風】
南または南西の風。まぜ。まじの風。多く西日本でいう。《季 夏》
ますらお‐ぶり【益荒男振り/丈夫風】
男性的でおおらかな歌風。賀茂真淵(かものまぶち)らの歌人たちが和歌の理想と考え、万葉集の歌の中にこれが見いだされると説いたもの。古今集以後の「たおやめぶり」に対していう。
まち‐ふう【町風】
町家特有の風俗。町家ふう。まちのふう。「請け出すといふその日より、衣裳をもみな—に」〈浄・淀鯉〉