ほう‐はん【芳飯/苞飯】
器に盛った飯に煮物の具を一面にのせたもの。もとは僧家の料理で、細かく切った野菜や乾物を味付けして飯にのせ、汁をかけた。法飯(ほうはん)。
ほか‐ほか
[副](スル) 1 心地よい暖かさを感じるさま。「少し歩くと背中が—(と)する」「—(と)した飯」 2 急に、または力強く事を行うさま。「—トモノヲ言ウ」〈日葡〉 3 不用意に事を行うさま。「...
ほし‐いい【干し飯/乾し飯/糒】
蒸して乾燥させた保存用の飯。湯や水に浸して食べる。古くは旅の携行食。かれいい。かれい。ほしい。《季 夏》「—に日陰りて鮓(すし)はなれにけり/虚子」
ほ‐なが【穂長】
1 ウラジロの別名。 2 槍の穂先の長いもの。 3 5月の田植えの際に飯を炊くたきぎ。普通のたきぎよりも長い。東海・近畿地方でいう。
ほ‐もじ【ほ文字】
「干(ほ)し飯(いい)」をいう女房詞。
ほん‐ぜん【本膳】
1 日本料理の正式の膳立てで、二の膳・三の膳などに対して、主となる膳。飯・汁・なます・煮物・香の物をつけて客の正面に据える。一の膳。 2 「本膳料理」の略。
ぼうおん【忘音】
飯田竜太の第4句集。昭和43年(1968)刊行。第20回読売文学賞詩歌俳句賞受賞。
ぼう‐じ【庖仕】
台所で水くみ・炊事などをする使用人。「若党二人、草履取りに—の飯焚きなり」〈合・女房形気・一一〉
ぼう‐ずし【棒鮨】
細長い木枠にすし飯と具を重ねて入れ、押してつくった鮨。巻き簀(す)で巻き固めることもある。具にはサバ・サケ・マス・アナゴ・アユなどを使う。
ぼそ‐ぼそ
[副](スル) 1 低く小さい声で話すさま。「—(と)つぶやく」 2 食物の水分がぬけて食べにくいさま。「—(と)した冷や飯」 [形動]2に同じ。「—なパン」 [アクセント]はボソボソ、...