いっしょう‐もち【一升餅】
一升の米を使って作った餅。特に、子の満1歳の誕生日に背負わせたり、踏ませたりするものをいう。力餅。→餅負い →餅踏み
いのこ‐もち【亥の子餅】
亥の子の日に新穀で作る餅。《季 冬》「山茶花(さざんか)の紅つきまぜよ—/久女」
いも‐もち【芋餅】
ゆでたり蒸したりした芋をつぶし、餅米や片栗粉と合わせてこね、焼いたもの。ジャガイモ・サツマイモ・サトイモなど、地域によりさまざまな芋が用いられる。
うぐいす‐もち【鶯餅】
餅または求肥(ぎゅうひ)であんを包み、両端をとがらせて青きなこをまぶし、鶯のような形・色にした餅菓子。《季 春》
うば‐が‐もち【姥が餅】
滋賀県草津市の名物で、上に白砂糖をのせた指頭大のあんころ餅。近江(おうみ)国の郷代官であった六角義賢(ろっかくよしかた)に幼児を託された乳母(うば)が生計のために売りはじめたものという。
絵(え)に描(か)いた餅(もち)
《どんなに巧みに描いてあっても食べられないところから》何の役にも立たないもの。また、実物・本物でなければ何の値打ちもないこと。画餅(がべい)。 [補説]「絵に描いたよう」と混同して「絵に描いたよ...
えび‐せんべい【海老煎餅】
エビを米粉・小麦粉などにまぜ、油で揚げるか焼くかしたせんべい。
おけら‐の‐もちい【朮の餅】
追儺(ついな)の夜に供えた餅(もち)。
おそなえ‐もち【御供え餅】
正月や祭礼のときに、神仏に供える餅。鏡餅。
おとご‐の‐もち【乙子の餅】
乙子の朔日(ついたち)に、ついて食べる餅。川浸(かわひた)り餅。